北広島市の西の里地区には、定員100人の特別養護老人ホーム聖芳園があります。同じ拠点に短期入所、デイサービス、居宅介護支援、ホームヘルプ、高齢者支援センターがそろっています。
地区内には定員43人の介護医療院を併設した病院もあります。相談から在宅サービス、入所までが近い距離で完結する地域です。
ところが、西の里を担当する相談窓口はきた高齢者支援センター1か所に決まっています。大曲や輪厚の施設を検討する場合でも、相談先は変わりません。
施設の場所と相談先が分かれば、次の一歩を決められます。市の公表資料と介護サービス情報公表システムに載っている内容をもとにまとめました。
- 西の里地区内で入所できる介護施設の種類
- 自宅で暮らし続けるために使える在宅サービス
- 相談の入口になる高齢者支援センターの担当区域
- 車で行ける市内の施設と札幌市側まで広げる選び方
- 在宅生活を支える北広島市の支援制度
西の里地区にある入所できる介護施設

西の里地区内には種類の異なる入所施設が複数あります。必要な介護の度合いで選ぶ先が変わります。
地区の中心にある特別養護老人ホーム聖芳園
特別養護老人ホーム聖芳園は西の里にある定員100人の特養です。北広島市高齢者総合ケアセンターの中にあります。
同じ拠点に短期入所、デイサービス、居宅介護支援、ホームヘルプ、高齢者支援センターがそろっています。
介護の相談から在宅サービス、入所までを1か所で相談しやすい構造になっています。これが西の里の大きな特徴です。
※出典 ◆ 北広島市「介護保険サービス事業所一覧」
医療的な管理が必要な人が入る介護医療院
医療法人社団西の里恵仁会病院には、定員43人の介護医療院が併設されています。介護医療院は、長期の療養が必要で医療的な管理も欠かせない人が生活する施設です。
医療療養病床を持つ病院と同じ敷地にあります。体調の変化に医療側がすぐ対応できる距離にあるということです。
同じ病院では通所リハビリテーションも提供されています。入院と施設入所と在宅を、同じ法人の中でつなげられる構成です。
※出典 ◆ 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」
地区内に特養と介護医療院の両方があるため、介護の重さや医療の必要度に応じて地区内で選べる素地があります。まずは本人の状態がどちらの施設の対象に近いかを整理するとよいでしょう。
認知症の人が少人数で暮らすグループホーム
グループホームあさひの家北広島は、西の里南にある認知症対応型共同生活介護の事業所です。グループホームは認知症の診断を受けた人が少人数の家庭的な環境で暮らす住まいです。
JRバスの西の里停留所の近くにあり、住宅地から離れていない立地です。面会に通う家族にとっては、この立地が負担の差になります。
定員などの詳細は、施設の公式情報や介護サービス情報公表システムで確かめられます。空き状況は時期によって変わるため、検討の段階で問い合わせておくとよいでしょう。
※出典 ◆ 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」
在宅サービスと組み合わせて住む住宅型有料老人ホーム
住宅型有料老人ホームEはうす札幌は西の里北にあります。この建物には居宅介護支援、訪問介護、訪問看護、福祉用具貸与の事業所が入ります。
住まいと在宅サービスを同じ場所で組み合わせられるのがこの形の特徴です。介護度が変わっても暮らし方を調整しやすくなっています。
特養やグループホームのように入所の要件が定まっている施設とは、性格が違います。必要なサービスを足していく形なので、費用の見え方も変わってきます。
※出典 ◆ 北広島市「介護保険サービス事業所一覧」
西の里地区内の入所系施設(北広島市の事業所一覧による)
| 施設 | 所在 | 種別 | 定員 |
|---|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム聖芳園 | 西の里 | 特別養護老人ホーム | 100人 |
| 西の里恵仁会病院の介護医療院 | 西の里 | 介護医療院 | 43人 |
| グループホームあさひの家北広島 | 西の里南 | 認知症対応型共同生活介護 | — |
| Eはうす札幌 | 西の里北 | 住宅型有料老人ホーム | — |
表のとおり、地区内だけで4つの類型がそろっています。必要な医療の度合いと認知症の有無で、候補になる施設が分かれる構成です。
自宅で暮らし続けるために使える在宅サービス

施設に入るかを決める前に、自宅のまま使えるサービスを知っておくと選択肢が広がります。
数字で見る北広島市の在宅サービス
居宅介護支援
11件訪問介護
16件通所介護
13件最初に相談するのは居宅介護支援の事業所
介護保険のサービスを使うときは、ケアマネジャーが計画を作り、事業所との調整を行います。この計画がないと、サービスを組み合わせて使うことができません。
西の里では、聖芳園指定居宅介護支援ステーションとケアプランセンターEはうす札幌の2か所が確認できます。
市内全体では11件の居宅介護支援と介護予防支援の事業所が市の一覧に掲載されています。地区内に2か所あるのは、市内では多い方にあたります。
※出典 ◆ 北広島市「介護保険サービス事業所一覧」
自宅に来てもらう訪問介護
訪問介護は、身体介護や生活援助、通院などの支援を自宅で受けるサービスです。入浴や食事の介助から、掃除や買い物の支援までが対象になります。
西の里では、聖芳園ホームヘルパーステーションとヘルパーステーションEはうす札幌が確認できます。
市内では西の里のほか、緑陽町、中央、大曲、Fビレッジなどに事業所が分布しています。市全体では16件です。
※出典 ◆ 北広島市「介護保険サービス事業所一覧」
ここまでの要点
サービスの組み合わせはケアマネジャーが計画するため、家族が個別の事業所を探し回る前に相談から始めるのが近道です。
自宅での支援で暮らしを続けられる間は在宅サービスで支え、施設は次の段階として考えるという順番が組めます。
看護師が来る訪問看護
訪問看護は主治医の指示に基づき、看護師が自宅を訪ねて病状の観察や療養の支援を行うサービスです。
西の里北には訪問看護ステーションEはうす札幌と訪問看護ステーションみんとの2件があります。地区内に2つあるという状況です。
医療的な支援が必要になっても自宅で暮らし続ける選択肢が残るということです。施設に移るか自宅を続けるかを、医療の必要度だけで決めなくてよくなります。
※出典 ◆ 北広島市「介護保険サービス事業所一覧」
日帰りで通うデイサービスと通所リハビリ
通所介護は日帰りで食事や入浴、機能訓練を受けるサービスです。西の里では聖芳園デイサービスセンターが該当します。
リハビリを重視したい場合は、西の里恵仁会病院の通所リハビリテーションという選択肢もあります。
近接する虹ヶ丘には、リハビリに特化したデイサービスも置かれています。食事と入浴が中心か、機能訓練が中心かで選び分けられる構成です。
※出典 ◆ 北広島市「介護保険サービス事業所一覧」
相談の入口になるきた高齢者支援センター

介護は制度が複雑で、どこに聞けばよいか分からないまま時間が過ぎがちです。窓口から説明します。
西の里を担当するのはきた高齢者支援センター
北広島市の地域包括支援センターは高齢者支援センターという名称で、市内に4か所あります。西の里を担当するのは、西の里にあるきた高齢者支援センターです。
担当区域は共栄、共栄町、東共栄、北の里、美咲き野、西の里、西の里北、西の里東、西の里南、虹ヶ丘、Fビレッジです。
西の里の人は、まずここに連絡すると話が早く進みます。センターは特養聖芳園と同じ北広島市高齢者総合ケアセンター内にあります。
※出典 ◆ 北広島市「高齢者支援センター」
何を相談できるか
高齢者支援センターでは、介護予防のケアプラン作成、介護や福祉に関する相談、関係機関との連絡調整などを扱っています。
要介護認定を受けていない段階でも相談してよい窓口です。まだ介護保険を使っていない家庭でも、入口として使えます。
「まだ早いのではないか」と迷って連絡を先延ばしにする家庭は多くあります。相談だけなら費用はかからないため、迷う段階で一度話しておくと選択肢を整理できます。
どこから手をつけるか分からない段階なら、担当のきた高齢者支援センターに相談するのが出発点になります。施設探しも介護予防も、この窓口を経由すれば必要な機関へつながります。
制度そのものを確認したいときの窓口
介護保険制度の仕組み、サービス利用の流れ、介護保険料などについては、北広島市保健福祉部の高齢者支援課が公式に案内しています。
あわせて市役所には福祉総合相談室があり、高齢者相談担当を含む福祉全般の総合相談窓口として使えます。
制度の内容を知りたいのか、個別の事情を相談したいのかで窓口が分かれます。前者は高齢者支援課、後者は地区の高齢者支援センターという分け方です。
※出典 ◆ 北広島市「介護保険制度」
担当区域が地区ごとに分かれる点に注意する
市内の他の3か所は、白樺町のみなみ高齢者支援センター、大曲南ヶ丘のにし高齢者支援センター、朝日町のひがし高齢者支援センターです。
西の里の人が大曲や輪厚の施設を検討する場合でも、相談の担当は住んでいる地区のセンターになります。施設の場所ではなく、本人の住所で決まる仕組みです。
この点を先に知っておくと、窓口をたらい回しにされたように感じずに済みます。最初の連絡先を間違えないだけで、進み方がかなり変わります。
※出典 ◆ 北広島市「高齢者支援センター」
車で行ける市内の施設まで範囲を広げる

西の里地区内だけで決めきれない場合は市内へ範囲を広げます。地区別に紹介します。
富ヶ岡と共栄にある特別養護老人ホーム
北広島特別養護老人ホーム四恩園は富ヶ岡にある定員50名の特養です。ショートステイや通所系、訪問看護など四恩園グループの支援拠点が近くにあります。
共栄には定員100名のユニット型特養である特別養護老人ホーム東部緑の苑があります。短期入所生活介護も市の一覧に掲載されています。
ユニット型は少人数の生活単位で過ごす形式です。従来型の多床室とは居室の考え方と費用が変わるため、比べるときは形式まで見ておくとよいでしょう。
※出典 ◆ 北広島市「介護保険サービス事業所一覧」
在宅復帰を目指す輪厚の介護老人保健施設
介護老人保健施設エスポワール北広島は輪厚にある定員100名の老健です。老健は在宅復帰を目指してリハビリと介護を受ける施設になります。
通所リハビリ、訪問リハビリ、短期入所療養介護の提供も一覧に載っています。入所だけでなく在宅の支援も同じ拠点で受けられる構成です。
病院を退院したあと、すぐに自宅へ戻るのが不安な段階で使う選択肢になります。特養のように長期の生活の場として使う施設とは、位置づけが違います。
※出典 ◆ 北広島市「介護保険サービス事業所一覧」
ここまでを整理
地区内の施設に空きがない場合でも、富ヶ岡や共栄の特養を含めれば申し込み先の幅が広がります。
輪厚の老健は自宅へ戻る前提の施設なので、退院後のリハビリ期の受け皿として区別して覚えておくとよいでしょう。
大曲にある介護医療院とサービス付き高齢者向け住宅
大曲には順天病院に関連する介護医療院えみの里順天があります。医療的な管理が必要な人の長期療養と生活の場になります。
大曲幸町には定員52名のサービス付き高齢者向け住宅ライフドリーム大曲があります。居宅介護支援、訪問介護、訪問看護との連携が示されています。
大曲は西の里から市内を横切る移動になります。面会の頻度を考えるなら、距離と道路の混みやすさも判断の材料になるでしょう。
※出典 ◆ 北広島市「介護保険サービス事業所一覧」
駅周辺とFビレッジの高齢者向け住まい
中央には定員25人の介護付有料老人ホームサンヴィレッジ北広島があり、全室個室を掲げています。虹ヶ丘には定員50名のふれあいの里華れんも候補です。
華れんはサービス付き高齢者向け住宅で、特定施設入居者生活介護の指定も受けています。輪厚には定員50名の介護付有料老人ホーム悠々もあります。
Fビレッジ内には定員306人という規模のサービス付き高齢者向け住宅マスターズヴェラス北海道ボールパークがあります。状況把握や生活相談、緊急通報のサービスが登録情報に載ります。
※出典 ◆ 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」
札幌市の厚別区と清田区まで広げる選び方

西の里は札幌市に隣接しているため、市境を越えて探す選び方ができます。ここが西の里の強みです。
札幌市は区ごとに事業所一覧を公開している
札幌市は区別の介護事業所一覧を公開しており、厚別区と清田区の居宅介護支援、訪問系、通所系、施設系のサービスを区の単位で調べられます。
西の里に住んでいる人は、北広島市と札幌市の2つの一覧を同時に見られる立場にあります。市境に接する地区ならではの条件です。
選択肢の数という点では、市内のどの地区よりも恵まれています。大曲も札幌市に接していますが、隣接するのは清田区の側です。
※出典 ◆ 札幌市「介護保険」
上野幌と青葉町にある厚別区側の施設
厚別区上野幌にはサービス付き高齢者向け住宅ぽろかがあります。西の里から距離が近い住まいの候補です。
同じ上野幌には特別養護老人ホームあいの郷、青葉町には特別養護老人ホーム青葉のまちがあります。
いずれも新札幌や上野幌方面へ出る生活圏に入る施設です。JR上野幌駅が近いため、家族が電車で通う場合にも組み立てやすくなります。
※出典 ◆ 札幌市「介護保険」
西の里は札幌市に接しているため、厚別区と清田区の施設も現実的な距離に入ります。家族の自宅からの通いやすさを軸に、市境をまたいで候補を並べるという探し方もできます。
清田区側にも住まいの選択肢がある
清田区里塚緑ヶ丘には住宅型有料老人ホームのイリーゼ平岡公園があり、サービス付き高齢者向け住宅としても登録されています。
清田区平岡にはサービス付き高齢者向け住宅ノアガーデンエリザベスがあります。医療対応と介護対応の案内が示されています。
清田区は西の里からは大曲を経由する位置になります。厚別区側より距離があるため、面会の負担まで含めて比べる形になるでしょう。
※出典 ◆ 札幌市「介護保険」
介護保険の手続きは住所地の市で行う
札幌市側の施設を選ぶ場合でも、介護保険の申請や相談は住所のある北広島市で行うのが基本です。
ただし住所を移すかどうかで手続きが変わります。施設に住所を移す場合と、住所は西の里のまま入所する場合では扱いが違います。
候補が市外にまたがるときは、早い段階できた高齢者支援センターに事情を伝える形になります。制度の細かい扱いは、個別の事情によって変わるためです。
※出典 ◆ 北広島市「介護保険制度」
西の里で受けられる医療と急なときの備え

介護施設を考えるとき、家族が同時に気にするのが医療です。地区内から順に紹介します。
地区内にある西の里恵仁会病院
医療法人社団西の里恵仁会病院は西の里にある病院で、医療療養病床と介護医療院を持っています。
外来、訪問診察、施設と入院の案内、通所リハビリテーションが公式サイトに掲載されています。JR上野幌駅から徒歩15分、JRバスの西の里第二団地前バス停から徒歩1分の位置です。
入院と介護と在宅の3つを同じ法人でつなげられるのは、地区内に病院があることの大きな利点です。状態が変わるたびに新しい相手を探し直す負担が減ります。
身近な歯科は西の里東と西の里北にある
西の里東にはいとう歯科クリニック、西の里北には医療法人社団かわい歯科があります。地区内に2か所という状況です。
高齢になると通院そのものが負担になります。歩ける距離に歯科があるかどうかは、暮らしやすさに直結する条件です。
口の中の状態は食事の量に影響し、食事の量は体力に影響します。介護を考える段階では、歯科の近さも見ておきたい項目です。
地区内に療養病床を持つ病院と歯科がそろっているため、日常の医療は地区内で完結させやすい環境です。かかりつけの病院と歯科を先に決めておくと、体調が変わったときの相談先で迷わずに済みます。
市内の主要病院と夜間の急病
中央には社会医療法人即仁会の北広島病院があり、市の在宅当番医の案内にも記載されています。栄町には北広島市夜間急病センターもあります。
夜間急病センターは、急病時の応急措置を目的とした内科と小児科の初期救急という位置づけです。
大曲方面には順天病院や整形外科ひとしクリニック、大曲ファミリークリニック、おおまがり鈴木内科医院が並びます。日常の通院先を市内で確保する選択肢は複数あります。
※出典 ◆ 北広島市「介護保険制度」
救急は札幌市側の選択肢も視野に入る
厚別区大谷地東の札幌徳洲会病院は24時間の救急医療を掲げる総合病院です。西の里からは市境を越えてすぐの位置にあります。
厚別中央にはJCHO札幌北辰病院と新さっぽろ脳神経外科病院があります。専門の分かれた病院が複数ある区域です。
急性期の医療へのアクセスを重視する家族にとって、西の里の立地は比較の材料になります。市内の病院だけで考える必要がない地区だということです。
在宅生活を支える北広島市の支援制度

施設に入らず自宅で暮らし続ける場合、介護保険の外にも使える制度があります。4つ紹介します。
見守りと緊急通報の仕組み
北広島市には、民間事業者などと連携して高齢者の異変に気づいた場合に市へ連絡する高齢者等地域見守り事業があります。
あわせて、ひとり暮らしの高齢者などの急病や事故に備える緊急通報システムが介護保険外のサービスとして案内されています。
介護保険のサービスとは別枠なので、要介護認定を受けていなくても対象になる場合があります。ひとり暮らしの親が心配な段階で、先に調べておきたい制度です。
※出典 ◆ 北広島市「高齢者福祉サービス」
認知症のある人を地域で見つける仕組み
認知症などで行方が分からなくなるおそれのある人を地域で早期に発見するため、市は認知症高齢者等SOSネットワーク事業を実施しています。
あわせて、在宅で介護する家族向けに位置発信機の導入費用を助成するいどころ発信システムの助成があります。
制度があることを知らないまま不安を抱え続ける家庭が多い分野です。該当しそうな場合は、先に窓口へ相談しておくとよいでしょう。
※出典 ◆ 北広島市「高齢者福祉サービス」
ここで気をつけたい点
見守りや緊急通報の制度は、何かが起きてから調べたのでは間に合わない種類の備えです。ひとり暮らしの親が心配になった段階で、対象条件と申し込み方法を先に確かめておく必要があります。
冬の在宅生活を左右する除雪サービス
北広島市には、除雪が困難な低所得の高齢者や障がい者のみの世帯などを対象とする除雪サービスがあります。
北海道の冬は、除雪ができるかどうかが在宅生活を続けられるかどうかに直結します。玄関前の雪を処理できなければ、通院も買い物もできなくなるためです。
対象の条件が定められているため、市の案内で確かめる形になります。冬に入ってからでは間に合わない場合があるので、秋のうちに調べておく順序です。
※出典 ◆ 北広島市「福祉除雪サービス」
通院と買い物の足を補う移動支援
65歳以上で運転免許を自主返納した人には、バスとタクシーの利用助成券を交付する運転免許自主返納者バス等利用支援事業があります。
高齢者バス利用促進事業もありますが、こちらは北広島団地地区と東部地区が対象です。西の里で使えるかどうかは市への確認が要ります。
高齢者団体などが使える福祉バスは、個人の通院送迎ではなく団体活動向けの移動支援です。名前が似ていても対象が違うため、区別して見ておくとよいでしょう。
※出典 ◆ 北広島市「運転免許自主返納者バス等利用支援事業」
目的とシーンで選ぶ介護施設

種類が多くて迷うときは、いま困っていることから逆算すると絞り込めます。4つの場面で整理します。
医療的な管理が続けて必要な場合
点滴や痰の吸引など医療的な処置が続けて必要な場合は、介護医療院が選択肢になります。西の里恵仁会病院の介護医療院なら地区内で完結します。
大曲のえみの里順天も候補です。どちらも医療療養と生活の場を兼ねた施設という位置づけになります。
病院からの退院直後で在宅復帰を目指す段階なら、輪厚のエスポワール北広島のような老健が合います。目的が違う施設だという点が分かれ目です。
認知症の症状が中心の場合
認知症の診断があり、生活の支援が中心になる場合は、西の里南のグループホームあさひの家北広島のような少人数の住まいが向いています。
日中だけ支援を受けたい段階なら、市内の認知症対応型通所介護を使う方法もあります。
入所と通所のどちらから始めるかで、本人の生活の変わり方が違います。急いで住まいを変えなくてよい場合もあるため、この判断は窓口で相談する形になります。
医療の処置が続くなら介護医療院、認知症の生活支援が中心ならグループホーム、と本人の状態で向く施設の型が変わります。状態の整理に迷う場合は、高齢者支援センターに相談してから絞るとよいでしょう。
自宅で暮らし続けたい場合
本人が自宅にいたいと望む場合は、訪問介護、訪問看護、デイサービスを組み合わせる形が基本になります。
西の里は訪問系の事業所が地区内にあります。自宅を離れずに支援を厚くしていくことが現実的な地域です。
まずはきた高齢者支援センターで相談し、ケアマネジャーに計画を作ってもらう順序になります。ここが出発点です。
家族が札幌市内に住んでいる場合
面会に通う家族が札幌市内に住んでいる場合は、厚別区や清田区の施設まで候補を広げると家族の通いやすさが上がります。
西の里は市境に近いため、本人の生活圏を大きく変えずに札幌市側を選べる余地があります。同じ市内の大曲や輪厚より、厚別区の方が近い区域もあります。
面会の頻度は、入所した後の本人の状態にも関わってきます。距離だけでなく、家族が無理なく通える経路があるかまで見ておくとよいでしょう。
よくある質問

西の里で介護を考えはじめた方から寄せられやすい質問を3つ挙げます。
まだ介護保険を使っていませんが相談できますか
高齢者支援センターは、要介護認定を受けていない段階でも相談してよい窓口です。介護予防のケアプラン作成や、介護と福祉に関する相談、関係機関との連絡調整を扱っています。西の里の担当は、西の里にあるきた高齢者支援センターです。
札幌市の施設に入る場合、手続きはどこで行いますか
介護保険の申請や相談は、住所のある北広島市で行うのが基本になります。ただし施設に住所を移すかどうかで扱いが変わるため、候補が市外にまたがる段階で、きた高齢者支援センターに事情を伝えておく形が確実です。
施設の空き状況はどこで調べられますか
厚生労働省の介護サービス情報公表システムで、事業所ごとの情報を調べられます。ただし空き状況は時期によって変わるため、最終的には施設への問い合わせが要ります。北広島市の事業所一覧とあわせて見ると、市内の候補を絞り込めます。
まとめ
西の里地区には定員100人の特養聖芳園、定員43人の介護医療院、グループホーム、住宅型有料老人ホームという4つの類型がそろっています。訪問介護と訪問看護とデイサービスも地区内にあり、在宅を続ける選択肢が残る地域です。
相談の入口は、住所で決まるきた高齢者支援センターです。札幌市の厚別区と清田区まで候補を広げられる点は、市境に接する西の里ならではの条件になります。
西の里の介護で押さえる要点
- 地区内に特養100人・介護医療院43人ほか4類型がそろう
- 特養聖芳園は相談から在宅サービス、入所までが同じ拠点
- 相談の入口はきた高齢者支援センター(施設の場所でなく住所で決まる)
- 訪問看護が西の里北に2件・自宅を続ける選択肢が残る
- 札幌市厚別区・清田区の一覧も同時に見られるのが西の里の強み
- 介護保険の申請と相談は住所地の北広島市で行う
- 冬は福祉除雪サービスの対象になるか秋のうちに確認する


