北広島市の子ども医療費助成は、2026年4月の診療分から高校生世代までに広がりました。所得制限も撤廃され、自己負担は初診時の医科580円などだけです。
妊娠から出産までは、妊婦支援給付金が5万円ずつ2回、出産育児一時金が50万円あります。児童手当は高校生年代まで支給されます。
ところが、制度ごとに申請の窓口も時期も違います。知らないまま過ぎると受け取れないものもあります。
妊娠中から就学後まで、時期の順に見ていきます。
- 妊娠から出産までに受け取れる給付の金額と回数
- 子ども医療費助成と児童手当の対象年齢と額
- 産後ケアとファミリーサポートセンターの利用料
- 2026年度に始まった1か月児健診助成とこども誰でも通園制度
- 地域子育て支援センター3か所と児童センター3か所の場所
- ひとり親家庭への手当と医療費助成、生活支援
制度の内容と金額は年度ごとに変わります。申請の前に北広島市の公式ページで最新の案内を確認してください。
妊娠がわかったときに使える制度

妊娠の届け出を出した時点から、使える制度が動き出します。届け出そのものが健診と給付の入口になるため、まずそこから確認します。
妊娠の届け出は保健センターで受け付ける
妊娠届の提出先と母子健康手帳の交付場所は、市役所1階の保健センター。中央4丁目2番地1にあります。
受付は平日の9時から16時までで、予約制です。妊娠届はマイナポータルからの電子申請もできますが、母子健康手帳は来所して受け取ります。
生活保護世帯や住民税が非課税の世帯には、初回の産科受診料の助成もあります。上限は10,000円で、申請は受診の翌日から1年以内。窓口は同じ保健センターです。
※出典 ◆ 北広島市「妊娠の届出・母子健康手帳」
※出典 ◆ 北広島市「初回産科受診料助成」
妊婦健診の受診票は14回分
妊婦一般健康診査の受診票は14回分が交付されます。妊婦超音波検査は6回分、産婦健康診査は2回分です。
受け取るのは妊娠の届け出をしたとき。受診のたびに1枚ずつ使う仕組みです。産婦健康診査の2回分は、出産した後の母体の回復を確かめるために使います。
健診そのものの1回あたりの公費負担の上限額は公表されていません。窓口でいくら支払うかは、受診する医療機関で確かめられます。
※出典 ◆ 北広島市「妊婦健康診査」
妊婦支援給付金の1回目は5万円
妊婦支援給付金は2回に分けて支給されます。1回目は妊婦1人につき5万円。
令和7年4月から妊婦のための支援給付が創設され、従来の出産・子育て応援給付から移行しました。制度の名称が変わっています。
支給は妊娠の届け出と面談を経てからです。届け出をしないと受け取れないため、妊娠が分かった段階で市の窓口へ向かいます。
※出典 ◆ 北広島市「妊婦支援給付金」
妊娠の届け出を出した時点で、健診14回分の受診票と給付金1回目の5万円が動き始めます。まず届け出を済ませることが、その後の制度を使う入口になるという整理です。
通院費用の助成は1回1,000円
妊婦健診の通院にかかる費用の一部が助成されます。1回あたり1,000円で、受診票を使った回数分が対象です。
最大で14回、合わせて14,000円。妊婦一般健康診査の受診票の回数と同じ設定です。対象は市外の医療機関や助産所への通院で、申請の時点で母子ともに市内に住所があることが条件になります。
申請の期限は、出産か流産、死産から3か月以内です。市内に分娩を扱う産科がないため妊婦健診は市外へ通うことになり、この助成はその負担を想定したものです。
※出典 ◆ 北広島市「妊婦健診の通院費用助成」
出産前後の支援

出産の前後には、まとまった額の給付と、産後の体を支える事業があります。2026年度からは1か月児健診の助成も加わりました。
出産育児一時金は50万円
産科医療補償制度に加入した医療機関で妊娠22週以降に出産した場合、子ども1人につき50万円が支給されます。
妊娠85日以降22週未満の場合や、産科医療補償制度に加入していない医療機関で出産した場合は48万8千円。令和5年3月31日までは40万8千円でした。現在の額はそこから9万2千円引き上げられた水準です。
支給されるのは加入している健康保険からなので、市外の医療機関で出産しても額は変わりません。市内に分娩を扱う産科がない北広島市では、この点が実務上の前提になります。
※出典 ◆ 北広島市「出産育児一時金」
妊婦支援給付金の2回目は胎児1人につき5万円
妊婦支援給付金の2回目は、妊娠している子ども1人につき5万円です。単胎なら5万円です。
双子なら2回目が10万円。1回目の5万円と合わせて15万円を受け取れます。
出産育児一時金の50万円と合わせると、単胎で60万円が出産に関わる給付の合計になります。分娩費用との差額は医療機関によって変わります。
※出典 ◆ 北広島市「妊婦支援給付金」
ここまでの要点
対象の医療機関で妊娠22週以降に出産すれば子ども1人につき支給されるため、出産費用の見通しを立てる土台になります。
1回目と合わせると10万円になるので、出産準備の費用に充てられます。
1か月児健診の助成が2026年度に始まった
1か月児健康診査の費用助成が、令和8年度から始まりました。対象は令和8年4月1日以降に生まれた子どもです。
受診の時期は生後27日を超えてから6週未満まで。助成は1人1回で、上限は4,000円です。
1か月児健診はこれまで自己負担でした。産後まもない時期の出費が1つ減ります。里帰りなどで市外の医療機関にかかる場合の扱いは、保健センターで確かめられます。
※出典 ◆ 北広島市「1か月児健康診査費用助成」
産後ケアは3つの形態がある
産後ケア事業には宿泊型、日帰り型、訪問型の3つがあります。助産院や自宅で、母子の状況に応じたケアや授乳のアドバイス、育児の相談を受けられます。
利用料は宿泊型が一般5,000円、非課税世帯と生活保護世帯が1,000円。日帰り型は一般1,500円と500円、訪問型は一般800円と300円です。
使えるのは合わせて7回まで。2026年4月1日からは訪問型が産後1年未満まで、宿泊型と日帰り型が産後6か月未満までに対象が広がりました。
※出典 ◆ 北広島市「産後ケア事業」
北広島市の産後ケア事業の利用者負担(2026年4月1日から・合計7回まで)
| 産後ケアの形態 | 一般世帯 | 非課税・生活保護 | 対象の時期 |
|---|---|---|---|
| 宿泊型 | 5,000円 | 1,000円 | 産後6か月未満 |
| 日帰り型 | 1,500円 | 500円 | 産後6か月未満 |
| 訪問型 | 800円 | 300円 | 産後1年未満 |
訪問型が最も安く、産後1年未満まで使えます。外出が難しい時期にも利用できる形態です。
※出典 ◆ 北広島市「産後ケア事業」
赤ちゃんが生まれてからの支援

生まれてからは予防接種と医療費が支援の中心になります。北広島市では定期接種の料金が無料です。
子どもの定期接種は無料
北広島市では子どもの定期接種の料金が無料と明記されています。自己負担なしで受けられます。
対象はロタ、BCG、ポリオ、5種混合、2種混合、MR、ヒブ、小児用肺炎球菌、B型肝炎、水痘、HPV、日本脳炎。5種混合はジフテリア、破傷風、百日せき、ポリオ、ヒブを1つにしたものです。
令和8年4月からは、HPVの定期接種で使うワクチンがシルガード9だけになりました。4種混合は5種混合への移行にともない、2025年7月を目途に販売が終了しています。
※出典 ◆ 北広島市「子どもの予防接種」
RSウイルスワクチンが2026年4月から始まった
母子免疫のRSウイルスワクチンが2026年4月から始まりました。妊婦が接種することで、生まれてくる赤ちゃんに免疫を渡す仕組みです。
対象は北広島市に住民登録があり、接種の時点で妊娠28週0日から36週6日の妊婦。委託医療機関なら無料です。
委託先以外で受ける場合は、事前に申請して後から払い戻す形になります。上限は30,794円。妊娠の週数で対象が決まるため、通っている医療機関が委託先かどうかも早めに確かめておきたいところです。
※出典 ◆ 北広島市「RSウイルスワクチン(母子免疫)」
定期接種が無料であることに加え、RSウイルスワクチンのような新しい制度も加わっています。生まれた後は接種スケジュールを早めに確かめておくとよいでしょう。
子ども医療費助成は0歳から使える
子ども医療費助成は0歳から対象です。2026年4月の診療分からは高校生世代まで広がりました。
自己負担は初診時の一部負担金だけで、医科580円、歯科510円、柔道整復270円。未就学児が市内の医療機関を受診する場合は、この初診時の負担もありません。
2026年3月の診療分までは対象が中学生まで、所得制限があり、小中学生の課税世帯は1割負担でした。制度が大きく変わっています。
※出典 ◆ 北広島市「子ども医療費助成」
2歳未満は指定ごみ袋の助成がある
満2歳未満の乳幼児がいる世帯には、指定ごみ袋が助成されます。紙おむつの分を想定した制度です。
申請の窓口は市役所の廃棄物対策課と各出張所。2歳になるまでの分をまとめて受け取ります。
紙おむつは毎日出るごみで、量もまとまります。北広島市のごみは指定袋での有料収集なので、この助成は日々の支出に直接効いてきます。出生の届け出をした後、早い段階で申請しておくとよいでしょう。
※出典 ◆ 北広島市「乳幼児のいる世帯への指定ごみ袋の助成」
お金に関わる制度

継続して受け取る手当と、医療費の助成をまとめます。金額は子どもの人数と年齢で変わります。
児童手当は高校生年代まで
児童手当の対象は高校生年代まで。正確には、18歳に到達した後の最初の年度末までです。
月額は3歳未満が15,000円、3歳以上から高校生年代までが10,000円。第3子以降はいずれの年齢でも30,000円になります。
令和6年10月分からの制度で、第3子以降の額が大きく設定されています。子どもが3人いる世帯では、3人目だけで年間36万円になる計算です。
※出典 ◆ 北広島市「児童手当」
ひとり親家庭には児童扶養手当がある
児童扶養手当の2026年4月分から2027年3月分は、児童1人の場合で全部支給が月額48,050円です。一部支給は月額48,040円から11,340円の幅になります。
2人目以降の加算は1人につき、全部支給が月額11,350円、一部支給が11,340円から5,680円。
所得によって全部支給と一部支給が分かれます。一部支給は所得に応じて額が変わる仕組みです。
※出典 ◆ 北広島市「児童扶養手当」
ここまでを整理
18歳到達後の最初の年度末まで受け取れるため、長期の家計計画に組み込めます。
児童1人の全部支給で月額48,050円なので、該当する場合は児童手当と併せて申請するとよいでしょう。
ひとり親家庭等医療費助成の内容
ひとり親家庭等医療費助成の対象は、子どもの通院と入院と指定訪問看護、それに母または父の入院と指定訪問看護です。
2026年4月の診療分からは、高校生世代までの子どもと非課税世帯の父母が初診時一部負担金だけになりました。医科580円、歯科510円、柔道整復270円です。
課税世帯の父母は医療費の1割負担。この制度には所得制限が設けられています。
※出典 ◆ 北広島市「ひとり親家庭等医療費助成」
就学後は就学援助が加わる
小中学校に通う年齢になると、就学援助制度が使えます。対象は生活保護世帯か、それに準ずる程度に生活が困窮している世帯です。
支給の対象は校外活動費、学校給食費、学用品、PTA会費、通学用品費、修学旅行費、生徒会費、部活動費、体育実技用具費、卒業アルバム代、インターネット通信費、学校病の医療費、新入学用品費、新入学準備金など。
費目によって実費、上限あり、定額の別が分かれます。認定は年度ごとなので、毎年の申請が要ります。
※出典 ◆ 北広島市「就学援助制度」
日中に預けるための制度

就学前の預け先は保育所と認定こども園と小規模保育に分かれます。認定の区分で申込先が変わる点が要になります。
市内の就学前施設は19か所
北広島市には認可保育所が9園、認定こども園が8園、小規模保育事業所が2か所あります。私立幼稚園は別に2園です。
保育施設の定員は市全体で1,098人。令和8年4月1日時点の待機児童は0人でした。
ただし待機児童0人は、希望した園に入れるという意味ではありません。空きのある別の園を案内された結果として0人になっている場合も含まれます。
※出典 ◆ 北広島市「保育施設一覧」
認定区分で申込先が分かれる
1号認定は満3歳以上で保育の必要がない場合で、申請先は各施設。園へ直接申し込みます。
2号認定は満3歳以上で保育が必要な場合、3号認定は満3歳未満で保育が必要な場合です。どちらも申請先は市の子ども家庭課か各出張所になります。
同じ認定こども園でも、1号なら園へ、2号3号なら市の窓口へと分かれます。ここを取り違えると手続きがやり直しになります。
※出典 ◆ 北広島市「保育施設の入所申込」
ここで気をつけたい点
待機児童0人の表示には、別の園を案内された結果の0人も含まれます。数字だけで判断せず、認定区分ごとの申込先とあわせて窓口で確かめるほうが実態に近づけます。
年度当初の申込は前年12月から
令和8年度の年度当初入園では、第1次調整の申請期間が令和7年12月1日から12月26日まででした。第2次調整は令和8年1月5日から2月27日までです。
年度途中の入園は毎月1日と15日が入所日で、申込は入所希望日の1か月前まで。学童クラブの1週間前とは締切が違います。
利用調整は先着順ではなく、保育の必要度が高い順に決まります。希望順による優先もありません。
※出典 ◆ 北広島市「保育施設の入所申込」
こども誰でも通園制度は月10時間まで
令和8年度から、こども誰でも通園制度が始まりました。保育所などに通っていない子どもでも、時間単位で預けられる仕組みです。
対象は市内に住む生後6か月から満3歳未満の子ども。利用できるのは月10時間までで、料金は1時間300円です。
保育の必要性を証明する書類は要りません。在宅で育てている家庭が、用事のある日や息抜きの時間に使えます。
※出典 ◆ 北広島市「こども誰でも通園制度」
園ごとの定員と保育料の階層は 北広島市の保育園と認定こども園の一覧 で、19施設ぶんを表にまとめています。預け先を具体的に絞る段階なら、あわせてお読みください。
送迎や夜間や緊急のときの支援

保育所や学童では対応できない時間帯や場面があります。送迎、病気のとき、夜間の急病と、頼る先は分かれています。
ファミリーサポートセンターは30分300円
北広島市にはファミリーサポートセンターがあります。場所は市役所1階の地域子育て支援センターあいあいの中。
利用料は月曜日から金曜日の6時から21時が30分300円です。土曜日と日曜日、12月29日から1月3日の6時から21時は30分350円になります。
2人以上を預ける場合、2人目以降は半額です。食事代や交通費などは別にかかる場合があります。
※出典 ◆ 北広島市「ファミリーサポートセンター」
病気のときはこども緊急サポートネットワーク
子どもが熱を出したときや、急に預け先が要るときには、こども緊急サポートネットワークが使えます。ファミリーサポートセンターでは対応できない場面を受け持つ仕組みです。
病児と病後児の預かりは1時間900円で、1日の上限が3,000円。緊急の預かりは7時30分から18時が900円、18時から23時が1,100円です。
保育所も学童クラブも、発熱があると預かってもらえません。共働きなら、この仕組みを先に登録しておくとよいでしょう。
※出典 ◆ 北広島市「こども緊急サポートネットワーク」
日常の送迎は30分300円のファミリーサポート、発熱時は1時間900円の緊急サポート、夜間の急病は夜間急病センターと、場面ごとに頼る先が分かれています。連絡先を控えておけば、必要になった夜に探し回りません。
夜間の急病には市の窓口がある
北広島市夜間急病センターは栄町1丁目5番地2にあり、電話は011-372-1101です。標榜する科は内科と小児科になります。
診療は平日も土日祝日も19時から翌朝7時まで。受付は6時30分までです。土曜と日曜、祝日で在宅当番医を担当する日は、日中も診療します。
ここが担うのは、翌日以降に本来の診療を受けるまでの応急措置です。検査や入院を伴う治療は行っていません。市内の当番病院の案内は011-372-5050で聞けます。
※出典 ◆ 北広島市「夜間急病センター」
判断に迷ったら電話で相談できる
子どもの症状で受診するか迷う場合は、小児救急電話相談の#8000が使えます。全国共通の短縮番号で、011-232-1599でもつながります。
救急車を呼ぶかどうか迷う場合は、救急安心センターさっぽろの#7119。電話は011-272-7119でもつながります。
どちらも看護師などが症状を聞いて助言する窓口です。夜間に子どもの症状を1人で判断するのは難しい場面が多くあります。
※出典 ◆ 北広島市「救急医療」
相談できる窓口

制度の申請だけでなく、日々の子育ての相談を受け付ける窓口もあります。用途ごとに分かれています。
制度の窓口は子ども家庭課
保育所の申込や学童クラブの申請、各種の給付は市役所の子ども家庭課が窓口です。西の里、大曲、西部の各出張所でも手続きができます。
電話は市役所の代表番号011-372-3311。保育施設の空き状況の確認もこの窓口です。
制度が複数にまたがる場合でも、まずここで相談すると担当が案内されます。何から聞けばよいか決まっていない段階でも使えます。
※出典 ◆ 北広島市「組織と業務案内」
子育ての相談は地域子育て支援センター
地域子育て支援センターは市内3か所。市役所1階のあいあい、西の里きらきら保育園内のどんぐり、大曲いちい保育園内のぶらんこです。
3施設ではみんなの広場が開設されており、0歳から小学校就学前までの子どもと保護者が利用できます。
ファミリーサポートセンターもあいあいの中にあります。相談と預かりの窓口が同じ場所にまとまっている形です。
※出典 ◆ 北広島市「地域子育て支援センター」
制度の手続きは子ども家庭課、日々の子育ての悩みは支援センターと、内容によって窓口が分かれています。どちらに当たるか迷う相談は、まず子ども家庭課に聞くとよいでしょう。
ひとり親家庭の相談も同じ窓口
児童扶養手当とひとり親家庭等医療費助成は、どちらも市の窓口で手続きします。所得によって支給額や負担割合が変わるため、個別の確認が要ります。
家事や育児を手伝ってもらえる「ひとさぽ」という制度もあります。生活援助は0円か150円か300円、子育て支援は0円か70円か150円で、月5日以内、8時から20時までの利用です。
申請の場所は子ども家庭課。手当と生活支援の窓口が同じなので、まとめて相談できます。
※出典 ◆ 北広島市「ひとり親家庭日常生活支援事業」
親子で行ける場所

申請が要らず、親子で立ち寄れる場所も市内にあります。使える施設は年齢によって分かれます。
地域子育て支援センターのみんなの広場
市内3か所の地域子育て支援センターでは、みんなの広場が開設されています。対象は0歳から小学校就学前までの子どもと保護者です。
あいあいは中央4丁目2番地1の市役所1階、どんぐりは西の里北2丁目4番地5の西の里きらきら保育園内、ぶらんこは大曲370番地8の大曲いちい保育園内。
市街地、西の里、大曲に1か所ずつという配置です。自宅から近い1か所を決めて通う使い方になります。
※出典 ◆ 北広島市「地域子育て支援センター」
出張型ひろばは3会場で開かれる
ひろばDEもくてぃたいむという出張型のひろばがあります。会場はシルバー活動センター、南ヶ丘会館、中央公民館の3か所です。
開催は各会場で月1回。シルバー活動センターが第2金曜日、南ヶ丘会館が第3木曜日、中央公民館が第4火曜日で、時間はいずれも10時から12時までです。
木のおもちゃやゲームで遊ぶ場として設けられています。主な対象は0歳から就学前の子どもと保護者。地域子育て支援センターが常設なのに対し、こちらは日を決めて開かれます。
※出典 ◆ 北広島市「出張型ひろば」
常設のみんなの広場に加えて出張型のひろばもあるため、家の近くで開かれる回を選べます。外出のきっかけづくりとして予定に組み込むという使い方もできます。
児童センターは18歳未満が使える
市内の児童センターは3か所です。輪厚中央1丁目10番地2の輪厚児童センター、大曲370番地2の夢プラザ1階にある大曲児童センター、広葉町3丁目1番地の広葉交流センター内にある北広島団地児童センターがあります。
18歳未満の子どもが自由に遊べる施設で、児童厚生員が常駐しています。幼児は保護者と一緒に利用します。
地域子育て支援センターが就学前までなのに対し、児童センターは18歳未満まで。小学生以降の行き先になる施設です。
※出典 ◆ 北広島市「児童センター」
就学後に使える制度

小学校へ上がると、預け先と学校の費用に関する制度に変わります。就学前とは窓口も締切も違います。
学童クラブは市内12か所
放課後の預け先である学童クラブは市内に12か所あり、定員は782人です。令和7年4月1日時点の入所は742人、待機児童は0人でした。
保育料は月額4,500円で、2人目以降は3,000円。生活保護世帯は1,500円、就学援助の認定世帯は3,000円に減免されます。
年度当初の申請は前年の12月、年度途中は入所希望日の1週間前までです。保育所の1か月前とは締切が違います。
※出典 ◆ 北広島市「学童保育料」
小学校の給食費は保護者負担が0円
北広島市の小学校の給食費は保護者の負担が0円です。食材費相当額は公費で補われています。
中学校は1食342円が保護者の負担額。食材費相当額422円との差額80円が公費で補われます。
年間の給食費を10期に分割して納めるため、一律の月額という形にはなっていません。小学校の6年間は給食費がかからない仕組みです。
※出典 ◆ 北広島市「学校給食」
学童クラブ12か所と給食費0円という組み合わせで、小学校に上がってからも預け先と食費の両面で支えが続きます。就学前から場所と定員を把握しておくとよいでしょう。
就学援助で学校の費用が支給される
就学援助の対象は、生活保護世帯か、それに準ずる程度に生活が困窮している世帯です。前年の世帯収入が市の定める認定基準額に満たないことが条件になります。
支給の対象には学校給食費、修学旅行費、新入学用品費、新入学準備金、体育実技用具費、インターネット通信費などが含まれます。
認定を受けると、学童クラブの保育料も3,000円に減免されます。申請の先は教育委員会です。
※出典 ◆ 北広島市「就学援助制度」
クラブごとの対象地区と開所時間は 北広島市の学童クラブまとめ で、12か所ぶんを表にまとめています。放課後の預け先を決める段階なら、あわせてお読みください。
北広島市の特徴的な支援

他の自治体と比べたときに、北広島市で厚くなっている支援を3つ挙げます。いずれも近年に拡充されたものです。
子ども医療費が高校生世代まで広がった
2026年4月の診療分から、子ども医療費助成の対象が中学生までから高校生世代までに拡大されました。所得制限も撤廃されています。
それまでは小中学生の課税世帯が1割負担でしたが、いまは高校生世代まで初診時一部負担金だけ。医科580円、歯科510円、柔道整復270円です。
未就学児が市内の医療機関を受診する場合は、この初診時の負担もありません。0歳から18歳になる年度末まで、医療費の負担が小さく抑えられます。
※出典 ◆ 北広島市「子ども医療費助成」
小学校の給食費が無償になっている
小学校の給食費が保護者負担0円という扱いは、道内でも実施している自治体が限られます。食材費相当額は1年生と2年生が348円、3年生と4年生が353円、5年生と6年生が358円です。
6年間で計算すると、1人あたり40万円前後の負担が軽くなる計算。子どもが2人いれば倍の差です。
中学校は1食342円の負担が残ります。無償の対象は小学校に限られている点は押さえておくとよいでしょう。
※出典 ◆ 北広島市「学校給食」
医療費助成の高校生世代までの拡大と給食費の無償は、他の自治体と比べるときに効いてきます。移住や住み替えを考えているなら、住む場所を決める前に近隣の市町村と並べてみるとよいでしょう。
移住支援金には18歳未満の加算がある
東京圏から北広島市へ移住する場合、移住支援金は単身60万円、世帯100万円です。これに18歳未満の世帯員1人につき最大100万円が加算されます。
子ども2人を連れて移住する世帯なら、加算分だけで最大200万円が上乗せされる計算です。ただし対象は、転入の直前10年のうち通算5年以上かつ直前の1年以上を東京23区内に住んでいた人か、東京圏から23区へ通勤していた人に限られます。
就業の形にも要件があり、対象求人への新規就業やテレワーク、起業支援金の交付などが挙げられています。なお、子育て世帯向けの住宅取得補助や家賃補助は北広島市にはありません。使えるのは移住支援金だけ。
※出典 ◆ 北広島市「移住支援金」
今の状況から探す制度

制度の数が多いので、今の状況から逆に引くほうが早く見つかります。5つの時期に分けて整理します。
妊娠を考えている段階の場合
先進不妊治療費等助成が使えます。対象は治療の開始時点で43歳未満の女性です。
助成の額は先進医療にかかった費用の7割で、上限は35,000円。40歳未満なら1子につき6回まで、40歳以上43歳未満なら1子につき3回までです。
申請の期限は治療が終わった日から90日以内。期限を過ぎると受け取れないため、治療の区切りごとに確かめておきたいところです。
※出典 ◆ 北広島市「先進不妊治療費等助成」
妊娠中の場合
まず妊娠の届け出を出すことから始まります。提出先は市役所1階の保健センターで、予約制です。
妊婦一般健康診査の受診票14回分と超音波検査6回分、産婦健診2回分を受け取れます。妊婦支援給付金の1回目5万円も、届け出と面談を経て支給されます。
通院費用は1回1,000円で最大14回分。妊娠28週0日から36週6日ならRSウイルスワクチンの対象になります。市内に分娩を扱う産科がないため、通院先は市外を前提に考えます。
※出典 ◆ 北広島市「妊婦支援給付金」
0歳から2歳の場合
出産後は妊婦支援給付金の2回目5万円と、出産育児一時金50万円が関わります。1か月児健診の助成は上限4,000円です。
産後ケアは合計7回まで、訪問型なら産後1年未満まで使えます。児童手当は3歳未満が月額15,000円。定期接種は無料で受けられます。
預け先を考えるなら、認可保育所9園に加えて小規模保育2か所と認定こども園の3号枠が候補です。園に通っていない家庭は、こども誰でも通園制度を月10時間まで使えます。
※出典 ◆ 北広島市「産後ケア事業」
時期によって使う制度が変わるため、今の状況から逆引きするのが近道です。妊娠中なら届け出、0歳から2歳なら給付金と一時金の申請から確かめるとよいでしょう。
3歳から就学前の場合
3歳児クラスからは保育料が無償になります。給食費は保護者の負担として残ります。
児童手当は月額10,000円に変わります。第3子以降は30,000円のままです。
地域子育て支援センターのみんなの広場は就学前まで。市内3か所と出張型の3会場が対象です。幼稚園や認定こども園の1号枠を使うなら、申込は各園へ直接行います。
※出典 ◆ 北広島市「地域子育て支援センター」
小学生以降の場合
放課後の預け先は学童クラブになります。12クラブで定員782人、保育料は月額4,500円です。
小学校の給食費は保護者負担0円で、中学校は1食342円。就学援助の認定を受ければ、給食費も学童保育料も軽減されます。
児童センター3か所は18歳未満が対象。申請なしで立ち寄れる場所として、就学後も使い続けられる施設です。
※出典 ◆ 北広島市「児童センター」
時期ごとに逃さず確かめる3つ
①妊娠の届け出(受診票14回分と給付金5万円の起点になる) ②保育所と学童クラブの年度当初申請(どちらも前年12月) ③就学援助の申請(年度ごとに必要で、学童保育料の減免にもつながる)。
この3つは時期を逃すと、次の機会まで受け取れません。
よくある質問

最後に、残りやすい疑問を3つ取り上げます。手続きの場面で問い合わせが多い部分です。
市外の医療機関にかかっても子ども医療費助成は使えますか
はい、北海道内の医療機関であれば受給者証を提示することで助成を受けられます。市内に分娩を扱う産科がないため、市外の医療機関を使う場面は少なくありません。ただし北海道外で受診した場合はいったん支払ってから申請する形になることがあり、詳しい取り扱いは市の窓口で確かめる流れです。
転入したときに手続きが必要な制度はどれですか
児童手当は前に住んでいた自治体から自動で引き継がれないため、北広島市であらためて認定請求の手続きが要ります。子ども医療費助成の受給者証も新しく交付を受けます。保育所や学童クラブに通っている場合はそれぞれの申込も別に必要で、転入届と合わせて子ども家庭課で確かめる流れです。
父親が使える制度はありますか
はい、あります。児童手当や子ども医療費助成は保護者を対象とする制度なので、父母のどちらが申請するかは世帯で決められ、ファミリーサポートセンターやこども緊急サポートネットワークも保護者であれば使えます。産後ケアは母子を対象とした事業ですが、訪問型では家庭での育児相談を受けられます。
まとめ
北広島市の子育て支援は、妊娠の届け出から高校生世代までつながっています。2026年度は子ども医療費助成の対象が高校生世代まで広がり、1か月児健診の助成とこども誰でも通園制度も始まりました。
時期ごとにやっておく5つのこと
- 妊娠が分かったら保健センターへ届け出(受診票14回分と給付金5万円の起点)
- 出産後は出産育児一時金50万円と給付金2回目5万円の手続きを確かめる
- 0歳のうちに子ども医療費助成の受給者証と児童手当を申請する
- 保育所と学童クラブは前年12月の年度当初申請を予定に入れる
- 該当するなら就学援助を毎年申請する(学童保育料の減免にもつながる)
就学前の預け先を具体的に絞るなら 北広島市の保育園と認定こども園の一覧 で、19施設の定員と保育料まで整理しています。あわせてお読みください。


