北広島市の市立学校は、小学校9校と中学校7校の合わせて16校です。分校を含めた数で、児童は2,507人、生徒は1,370人います。
学校の規模には大きな差があります。最も多い大曲中学校が463人、最も少ない西の里小学校陽香分校は3人です。
ところが、住む地区で通う学校は自動的に決まります。学区が規則で定められているためです。
学校ごとの規模から学区の調べ方、給食費と支援制度まで順に見ていきます。
- 市立16校の校名と所在地区と児童生徒数と学級数
- 学区の決まり方と、指定校変更が認められる5つの理由
- 小学校は保護者負担0円という給食費の仕組みと、令和9年度からの見通し
- 市内の高校4校と特別支援学校2校の所在地
- 令和12年4月に開校が予定されている義務教育学校
児童生徒数は令和8年5月1日現在の値です。手続きの前に北広島市教育委員会の公式ページで最新の案内を確認してください。
北広島市にある市立小学校

小学校は市内の5つの地区に分かれて置かれています。児童数には200人以上の開きがあるため、地区ごとに規模をまとめました。
市街地と東部の小学校
中央にある東部小学校は児童411人、16学級。市内では大曲小学校に次いで2番目に大きい小学校です。
北広島駅の周辺と市の中心部を受け持つ学校です。駅前の再開発が進んだ地区にあり、転入してくる世帯も入ってきます。
市内の小学校で400人を超えるのは、東部小学校と大曲小学校の2校だけです。1学年あたり60人以上という規模になります。
※出典 ◆ 北広島市「きたひろしまの教育 令和8年度」(PDF)
大曲エリアの小学校
大曲柏葉の大曲小学校は児童421人、19学級で、市内で最も大きい小学校です。学級数も市内で最多になります。
大曲光の大曲東小学校は児童357人、15学級。大曲地区の2校だけで778人の児童が通っています。
大曲は住宅地が広がる地区で、市内では最も子どもの数が多いエリアです。学校が2校に分かれているのも、この規模によります。
※出典 ◆ 北広島市「きたひろしまの教育 令和8年度」(PDF)
小学校の規模は東部411人、大曲421人と地区によって差があります。住む地区を決める段階で通う学校の規模まで見ておくと、入学してから学級数の違いに驚きません。
西の里と西部の小学校
西の里の西の里小学校は児童339人、15学級です。同じ西の里にある陽香分校は児童3人、2学級という規模です。
輪厚の西部小学校は児童190人、9学級。分校を除くと市内で最も小さい小学校にあたります。
西の里小学校では、虹ヶ丘に住む児童がスクール便で下校する運用が公式ページに示されています。学校から離れた地区に住む場合の通学手段が用意されています。
※出典 ◆ 北広島市立西の里小学校
団地地区の小学校
若葉町の双葉小学校は児童271人、15学級です。高台町の緑ヶ丘小学校は児童263人、14学級です。
共栄町の北の台小学校は児童252人、13学級。北広島団地エリアにはこの3校が置かれています。
3校とも250人台から270人台で、規模がそろっています。団地地区は1970年代に開発された住宅地で、いまは人口の高齢化が進んでいる地区です。
※出典 ◆ 北広島市「きたひろしまの教育 令和8年度」(PDF)
北広島市の市立小学校(令和8年5月1日現在)
| 小学校名 | 所在地区 | 児童数 | 学級数 |
|---|---|---|---|
| 大曲小学校 | 大曲柏葉 | 421人 | 19学級 |
| 東部小学校 | 中央 | 411人 | 16学級 |
| 大曲東小学校 | 大曲光 | 357人 | 15学級 |
| 西の里小学校 | 西の里 | 339人 | 15学級 |
| 双葉小学校 | 若葉町 | 271人 | 15学級 |
| 緑ヶ丘小学校 | 高台町 | 263人 | 14学級 |
| 北の台小学校 | 共栄町 | 252人 | 13学級 |
| 西部小学校 | 輪厚 | 190人 | 9学級 |
| 西の里小学校 陽香分校 | 西の里 | 3人 | 2学級 |
最大の大曲小学校と、分校を除いて最小の西部小学校では、児童数に231人の差があります。学校の規模は住む地区でほぼ決まります。
※出典 ◆ 北広島市「きたひろしまの教育 令和8年度」(PDF)
北広島市にある市立中学校

中学校は小学校より数が少なく、1校あたりの受け持つ範囲が広くなります。生徒数の差も小学校以上に開きます。
大曲中学校と東部中学校が大きい
大曲中央の大曲中学校は生徒463人、18学級で、市内の市立学校では最も大きい学校です。小中を通じて最多の規模になります。
美咲き野の東部中学校は生徒400人、14学級。この2校で市内の中学生1,370人のうち863人を占めます。
市の中学生の6割以上が、この2校のどちらかに通っている計算です。大曲地区と市街地に子どもが集まっている構図が、この数字に表れています。
※出典 ◆ 北広島市「きたひろしまの教育 令和8年度」(PDF)
西の里中学校と分校
西の里の西の里中学校は生徒168人、9学級です。同じ西の里にある陽香分校は生徒4人、2学級です。
分校は市内に小学校と中学校で1つずつ。2校を合わせても児童生徒は7人という規模で、少人数の環境です。
西の里は札幌市厚別区に接する地区で、市の北端にあたります。市街地からは離れているため、独立した学区として運営されています。
※出典 ◆ 北広島市教育委員会「小・中学校一覧(通学区域)」
ここで気をつけたい点
中学校は大曲や東部のような大規模校と、西の里のように独立した学区の学校で環境が分かれます。部活動の選択肢は学校の規模で変わるため、進学先の部活動があるかどうかは学校のページで先に確かめておきたいところです。
団地地区の広葉中学校と緑陽中学校
広葉町の広葉中学校は生徒156人、8学級です。緑陽町の緑陽中学校は生徒95人、6学級です。
団地地区には小学校が3校ある一方、中学校は2校。小学校の児童786人に対して、中学校の生徒は251人という差があります。
この差は、団地地区で子育て世帯が減っていることを示しています。中学生になる年代の人口が、小学生より少ない状態です。
※出典 ◆ 北広島市「きたひろしまの教育 令和8年度」(PDF)
西部中学校は市内で最も小さい
輪厚中央の西部中学校は生徒84人、5学級。分校を除くと市内で最も小さい中学校です。
同じ輪厚地区の西部小学校は児童190人、9学級です。小学校から中学校へ上がる段階で、人数が半分以下に減ります。
この西部地区では、小学校と中学校を1つにした義務教育学校の開校が決まっています。開校の時期と規模は、記事の後半で扱います。
※出典 ◆ 北広島市「きたひろしまの教育 令和8年度」(PDF)
北広島市の市立中学校(令和8年5月1日現在)
| 中学校名 | 所在地区 | 生徒数 | 学級数 |
|---|---|---|---|
| 大曲中学校 | 大曲中央 | 463人 | 18学級 |
| 東部中学校 | 美咲き野 | 400人 | 14学級 |
| 西の里中学校 | 西の里 | 168人 | 9学級 |
| 広葉中学校 | 広葉町 | 156人 | 8学級 |
| 緑陽中学校 | 緑陽町 | 95人 | 6学級 |
| 西部中学校 | 輪厚中央 | 84人 | 5学級 |
| 西の里中学校 陽香分校 | 西の里 | 4人 | 2学級 |
大曲中学校463人と緑陽中学校95人では、生徒数が5倍近く違います。学年の人数は部活動の数や学級編成に関わるため、進学先を考えるときの前提になります。
※出典 ◆ 北広島市「きたひろしまの教育 令和8年度」(PDF)
数字で見る北広島の学校
市立小学校
9校市立中学校
7校児童数
2,507人生徒数
1,370人市内の高校と私立校と特別支援学校

市の高等学校一覧には4校が載っています。人口5万人台の自治体としては選択肢がある側で、特別支援学校も2校あります。
道立は北広島高校と北広島西高校
北海道北広島高等学校は共栄305番地3、北海道北広島西高等学校は西の里東3丁目3番地3にあります。
2校とも道立で、市内の中学校から進学する生徒の受け皿です。配置は北広島高校が市街地寄り、西高校が西の里。
自宅から通える範囲に道立高校が2校あるのは、通学の負担が小さい条件です。市外へ出る場合はJRかバスを使います。
※出典 ◆ 北広島市教育委員会「小・中学校一覧(通学区域)」
私立は札幌日本大学高等学校
虹ヶ丘5丁目7番地1にある札幌日本大学高等学校が、市内の私立高校です。教育委員会の高等学校の一覧に掲載されています。
もう1つ、輪厚に星槎国際高等学校北広島学習センターがあります。あわせると市内の高等学校は4校。全日制以外の通い方も市内で選べます。
虹ヶ丘は市の中でも西の里に近い地区です。西の里小学校でスクール便が運行されている地区でもあります。
※出典 ◆ 北広島市教育委員会「小・中学校一覧(通学区域)」
高校は道立2校と私立1校に学習センター1か所、そこへ市外の高校も加わります。中学卒業後の選択肢は市内だけで完結しない点を踏まえて考えるとよいでしょう。
特別支援学校は市内に2校ある
市内には特別支援学校が2校あります。共栄274番地1の北海道札幌養護学校共栄分校と、輪厚621番地1の北海道白樺高等養護学校です。
どちらも道立で、市の教育委員会が出している学校の一覧に載っています。共栄分校は市街地、白樺高等養護学校は輪厚地区。
市の学校給食は、この特別支援学校1校にも配送されています。市内で完結する進路の選択肢として、名前と場所を知っておきたいところです。
※出典 ◆ 北広島市教育委員会「小・中学校一覧(通学区域)」
市外の高校へ通う場合
JR北広島駅から札幌駅までは快速で約17分、新札幌駅までは約7分。札幌市内の高校へ通う生徒も少なくありません。
市の通学費助成では、遠距離などでバスの定期券を購入する児童生徒が対象に含まれます。公共交通を使えず自家用車で送迎する保護者への助成も設けられています。
市内4校と札幌市内を合わせると、進学先の選択肢は広く取れます。通学の時間と交通費を含めて比べるとよいでしょう。
※出典 ◆ 北広島市「きたひろしまの教育 令和8年度」(PDF)
学区の調べ方と例外の制度

通う学校は住所で決まります。ただし例外が認められる場合もあるため、決まり方と例外の条件を順に確認します。
通学区域は規則で定められている
北広島市の小学校と中学校の通学区域は、「北広島市立小学校及び中学校の通学区域及び学校の指定に関する規則」で定められています。保護者が自由に選べる仕組みではありません。
小学校の学区は町名などで区域が示されます。中学校の単位になるのは、原則として対応する小学校の学区。
そのため、小学校の学区が分かれば中学校の進学先もおおむね決まります。住まいを選ぶ段階で9年分が見通せる構造です。
※出典 ◆ 北広島市教育委員会「小・中学校一覧(通学区域)」
学校一覧のページで住所から調べる
教育委員会の小・中学校一覧のページには、各校の住所と電話番号と通学区域が載っています。ここで自分の住所がどの学区に入るかを確かめられます。
引っ越し先の候補が複数あるなら、住所ごとに学区を照らし合わせます。同じ市内でも通う学校が変わります。
町名が同じでも丁目によって学区が分かれることがあります。確かめるのは番地まで。ここを飛ばすと、入学の通知が届いてから予定と違う学校だと分かります。
※出典 ◆ 北広島市教育委員会「小・中学校一覧(通学区域)」
ここまでの要点
希望で選ぶ仕組みではないため、住所が決まれば通う学校も決まります。
教育委員会の小・中学校一覧に通学区域が載っているので、住まい探しの段階で照合できます。
指定校変更が認められる条件
保護者からの申し立てにより、教育委員会が指定校の変更を認める場合があります。公式の理由は5つに分かれています。
①転居・転出に関する理由 ②保護者の就労等による理由 ③心身の故障等による理由 ④教育的配慮に関する理由 ⑤その他。この5つです。
①には住居の新築などによる転居の予定が、④にはいじめへの配慮が入ります。⑤には、希望する部活動が指定校にない場合、卒業まで在籍した小学校区の中学校へ進学したい場合、兄弟姉妹が指定校以外に在籍する場合が含まれます。
「その他」には、通学上の条件などで教育長がやむを得ないと認める事由も入ります。理由によっては、勤務先の証明書などの提出が要ります。
※出典 ◆ 北広島市「指定校変更・区域外就学」
迷ったときは教育委員会に確認する
指定校変更が認められるかどうかは、事情を確認したうえで判断されます。一律に決まるものではありません。
認められる期間も事情によって変わります。一時的な理由なら、その期間に限って認められます。
手続きの窓口は教育委員会教育部学校教育課。部活動を理由にするなら、希望する部が指定校にあるかどうかを先に学校のページで調べておくとよいでしょう。
※出典 ◆ 北広島市「指定校変更・区域外就学」
転入と入学の手続き

市外から移り住む場合と市内で引っ越す場合では、手続きの流れが変わります。入学の前の年に届く案内の時期もあわせて押さえておきたい部分です。
市外から転入する場合
転入届を出すと、住所から通学する学校が決まります。学区は規則で定められているため、住む場所が決まった時点で学校も決まります。
学校を選んでから住まいを決めたいなら、先に学区を調べます。教育委員会の一覧で住所と学区を照らし合わせられます。
年度の途中でも転入は受け付けられます。伝えるのは子どもの学年と人数。そのうえで必要な書類を確かめる流れです。
※出典 ◆ 北広島市教育委員会「小・中学校一覧(通学区域)」
市内で転居する場合
市内で引っ越す場合でも、学区が変われば通う学校が変わります。同じ市内だから同じ学校というわけではありません。
ただし指定校変更の理由には、転居や転居の予定が含まれています。学年の途中で転校させたくない場合に使える可能性があります。
認められるかどうかは事情によって判断されます。相談する時期は、転居が決まった段階。引っ越しを終えてからでは選べる幅が狭くなります。
※出典 ◆ 北広島市「指定校変更・区域外就学」
転入でも市内の転居でも、住所が変われば学校が変わる可能性があります。引っ越し先を決める前に、学区の境目に当たらないかを確かめておくとよいでしょう。
入学の前の年に届く案内
小学校へ入学する前の年には、就学時の健康診断が行われます。令和8年4月に入学した児童の場合、案内が送られたのは令和7年8月初旬、健診は9月10日から11月12日にかけて学校ごとに実施されました。
入学通知書が届くのは、入学する年の1月末ごろ。住民票のある住所をもとに送られるため、転入したばかりの世帯にも同じ扱いで届きます。
この段階で学区に疑問があるなら、通知が届いた時点で確かめます。年度が始まってからでは手続きが間に合わない場合があります。
※出典 ◆ 北広島市「就学時健康診断」
給食の仕組みと費用の支援

北広島市の給食は共同調理場から配送する方式です。小学校の保護者負担が0円になっている点は、他の市と大きく違います。
共同調理場から配送する方式
北広島市の学校給食は共同調理場方式で、調理場は3か所。学校ごとに厨房を持つのではなく、まとめて調理して配送します。
学校給食センター(防災食育センター)が配るのは、市内の小学校8校と特別支援学校1校です。中学校へは広葉中学校給食調理場か西の里中学校給食調理場から届きます。
防災食育センターという名称のとおり、災害時の対応も想定した施設です。給食の施設が防災の機能を兼ねています。
※出典 ◆ 北広島市「学校給食」
小学校の給食費は保護者負担が0円
北広島市の小学校の給食費は、保護者の負担が0円です。食材費相当額は1年生と2年生が348円、3年生と4年生が353円、5年生と6年生が358円ですが、公費で補われています。
中学校は食材費相当額が422円で、保護者の負担額は1食342円。差額の80円が公費で補われます。
小学校の0円は、国の給食費負担軽減交付金と重点支援地方交付金によるものです。市は、令和9年度以降は食材費相当額から交付金を差し引いた額が原則として保護者負担になる見込みだと示しています。
※出典 ◆ 北広島市「学校給食」
ここまでを整理
小学校と特別支援学校は防災食育センターが担っており、災害時の対応も想定された施設です。
国の交付金で補われている扱いのため、令和9年度以降は負担が発生する見込みだと市が示しました。
中学校の給食費は年間でどれくらいか
中学校の給食回数は年間174回から193回です。1食342円で計算すると、年間の負担は59,500円から66,000円ほどになります。
この額を10期に分割して納めます。1回あたりは6,000円前後で、納付の回数は年間10回。月額が一律に決まっているわけではありません。
小学校の6年間が0円で、中学校の3年間だけ負担が出る形です。ただし小学校の0円は交付金に支えられているため、入学の年の扱いは市の案内で確かめるとよいでしょう。
※出典 ◆ 北広島市「学校給食概要」(PDF)
就学援助制度で費用が支給される
生活保護世帯か、それに準ずる程度に生活が困窮し、前年の世帯収入が認定基準額に満たない世帯が対象です。認定基準額は家族の人数と年齢構成で変わります。
支給の対象は幅広く、校外活動費、学校給食費、学用品とPTA会費、通学用品費、修学旅行費、生徒会費と部活動費、体育実技用具費、卒業アルバム代、インターネット通信費、医療費、新入学用品費と新入学準備金などが含まれます。
令和8年度の受付は2月13日から3月31日まで。以後も随時受け付けますが、申請した月の翌月以降の認定になり支給額が減る場合があります。申請は電子申請、教育委員会と各出張所の窓口、郵送のいずれでもできます。
認定は年度ごと。前の年度に受給していた世帯も、新しい年度にあらためて申請が要ります。
※出典 ◆ 北広島市「就学援助制度」
通学と放課後の支援

市域が広いぶん、学校まで遠い地区があります。通学の助成と放課後の預け先は、住む地区を決めるときに関わる部分です。
通学費の助成がある
市は小中学生の通学費を助成しています。遠距離などでバスの定期券を購入する児童生徒が対象で、助成額は定期券代の2分の1です。
公共交通を使えず自家用車で送迎する保護者への助成もあります。金額は小学生が2キロ以上3キロ未満で月1,000円、小中学生が3キロ以上で月1,400円。バス路線がない地区の負担を減らす仕組みです。
北広島市は市域が広く、地区によって学校までの距離が大きく変わります。輪厚や西の里、虹ヶ丘といった地区では、この助成が関わってきます。
※出典 ◆ 北広島市「きたひろしまの教育 令和8年度」(PDF)
西の里小学校ではスクール便が運行されている
西の里小学校の公式ページでは、虹ヶ丘に住む児童が全員スクール便で下校すると案内されています。家庭環境調査票にもバス停の記入欄があります。
虹ヶ丘は札幌日本大学高等学校がある地区。西の里小学校からは離れた位置にあり、距離があるためにこの運用が取られました。
市全体のスクールバスの運行一覧は公表されていません。自分の住む地区が対象かどうかは、学校か教育委員会で確かめられます。
※出典 ◆ 北広島市立西の里小学校
通学費の助成やスクール便のように、距離のある地区への手当が用意されています。学校から遠い地区に住むなら、こうした支援の対象になるかを先に確かめるとよいでしょう。
放課後の預け先は学童クラブになる
共働きの世帯では、放課後の預け先が要ります。北広島市には学童クラブがあり、就労や妊娠出産、病気療養、看護介護、就学、求職活動などで放課後の保育ができない家庭が対象です。
保育料は一般世帯が月額4,500円、同一世帯の2人目以降は3,000円。生活保護世帯は1,500円、準要保護世帯は3,000円です。
申込の時期は学校の手続きと別です。令和8年4月1日入所の受付は令和7年12月1日から12月26日まででした。年度の途中は入所を希望する日の1週間前までに申し込みます。
※出典 ◆ 北広島市「学童クラブ」
クラブの数と対象学年と申込の時期は 北広島市の学童クラブまとめ で整理しています。入学の準備で放課後の預け先を決める段階なら、あわせてお読みください。
北広島市の教育の特色

北広島市は平成30年度から全中学校区で小中一貫教育を進めています。西部地区では学校の形そのものを変える計画も動いています。
全中学校区で小中一貫教育を進めている
北広島市は平成30年度から、全中学校区で小中一貫教育を始めました。「学びをつなぐ」「大志をつなぐ」「人と人をつなぐ」の3つを掲げています。
中学校の教員が小学校で授業を行う乗り入れ授業、小学生が中学校で1日を過ごす体験登校、異学年の交流などが柱です。市独自の取り組みが「きたひろ夢ノート」と「大志学」。
学校運営に地域が関わるコミュニティ・スクールも取り入れました。令和8年度は小中学校のエアコン整備と子ども夢応援事業が新たに動き出しています。
※出典 ◆ 北広島市「きたひろしまの教育 令和8年度」(PDF)
西部地区に義務教育学校ができる
輪厚の西部小学校と西部中学校を1つにした義務教育学校の開校が決まっています。小学校と中学校が分かれない9年制の学校です。
所在地は北広島市輪厚508番地3ほか。通学区域は島松、輪厚、希望ヶ丘、三島、輪厚中央、輪厚元町、輪厚工業団地で、いまの西部小学校と西部中学校の区域と同じです。
開校の予定は令和12年4月、つまり2030年4月です。2026年7月には基本設計の住民説明会が7月9日と7月12日に開かれました。
※出典 ◆ 北広島市「西部地区義務教育学校」
想定されている規模は13学級
基本構想では、普通学級9つと特別支援学級4つの合わせて13学級が想定されています。
いまの西部小学校は9学級、西部中学校は5学級で合わせて14学級です。1つの学校にまとまることで学級数が整理されます。
児童190人と生徒84人を合わせると274人。9年間を同じ学校で過ごす規模としては、市内では小さい部類に入ります。
※出典 ◆ 北広島市「西部地区義務教育学校」
※出典 ◆ 北広島市「きたひろしまの教育 令和8年度」(PDF)
西部地区では小中を1つにした義務教育学校の開校が決まっており、学校の枠組み自体が変わる途中にあります。輪厚周辺への転入を考えているなら、開校時期の情報を追っておくとよいでしょう。
スケジュールは今後変わる可能性がある
基本構想、基本設計、実施設計、増改築工事、外構工事という順で進む計画です。2026年8月の時点では基本設計を終え、実施設計の段階に入っています。
校名はまだ決まっていません。市が校名の案を募集したのは令和8年7月14日から8月17日まで。
市の資料では、このスケジュールは現段階の予定で今後変更の可能性があると示されています。輪厚地区に住むことを考えているなら、市の公式ページで進み具合を確かめておくとよいでしょう。
※出典 ◆ 北広島市「西部地区義務教育学校の校名案募集」
児童生徒数の傾向と学校の配置

学校ごとの人数を並べると、市内で子どもがどこに集まっているかが分かります。住む地区を決めるときの判断に直結する部分です。
大曲と市街地に子どもが集まっている
小学校では大曲小学校421人と大曲東小学校357人で、大曲地区だけで778人。市内の児童2,507人の約31パーセントにあたります。
中学校では大曲中学校463人と東部中学校400人で、この2校が生徒1,370人の63パーセントを占めます。
子育て世帯が大曲と市街地に集まっている構図です。大曲は地価も市の平均並みで、住宅の流通が多い地区になります。
※出典 ◆ 北広島市「きたひろしまの教育 令和8年度」(PDF)
団地地区は小学校と中学校で差がある
団地地区の小学校3校の児童は合わせて786人ですが、中学校2校の生徒は251人です。3倍以上の開きがあります。
小学校の児童がそのまま中学校へ上がるなら、この差は生まれません。理由は、学区の区切り方が小学校と中学校で違うこと。
北の台小学校の学区が東部中学校へつながるなど、小学校と中学校の対応は1対1ではありません。中学校の進学先はこの記事の「北広島市の市立中学校」の表と教育委員会の一覧を見比べて確かめるとよいでしょう。
※出典 ◆ 北広島市教育委員会「小・中学校一覧(通学区域)」
子どもの数は大曲と市街地に集まり、地区によって学校の規模差がはっきり出ています。にぎやかな大規模校か小規模校か、どちらの環境を望むかで住む地区を考えるという見方もできます。
分校は小中それぞれ1つ
西の里小学校陽香分校は児童3人で2学級、西の里中学校陽香分校は生徒4人で2学級です。合わせて7人という規模です。
市内の他の学校とは規模がまったく違います。1学年あたり1人か2人という環境。
ただし通学区域は規則で決まっているため、希望すれば通えるわけではありません。前提になるのは、その学区に該当するかどうかです。
※出典 ◆ 北広島市「きたひろしまの教育 令和8年度」(PDF)
目的やシーンで選ぶ確認の順番

学校に関する確認は、立場によって見る順番が変わります。よくある4つの場面で整理します。
移住を検討しているなら学区から住所を絞る
学区は規則で決まるため、通わせたい学校があるなら住所のほうを絞ります。教育委員会の一覧で区域を確かめる順序です。
規模を重視するなら、大曲小学校421人から西部小学校190人まで幅があります。差は1学年あたりの人数で2倍以上。
小学校の学区が決まれば、中学校の進学先もおおむね決まります。9年間を見通して選べる点は、学区が規則で決まっている自治体の特徴です。
※出典 ◆ 北広島市教育委員会「小・中学校一覧(通学区域)」
年度の途中に転入するなら早めに相談する
年度の途中でも転入は受け付けられます。ただし手続きに必要な書類は、学年や事情によって変わります。
転居の予定がある場合は、指定校変更の理由に含まれています。学年の途中で転校させたくないときに使える可能性があります。
認められるかどうかは事情の確認を経て判断されます。相談する時期は、転居の日程が決まった段階。動き出しが早いほど選べる幅が広くなります。
※出典 ◆ 北広島市「指定校変更・区域外就学」
通わせたい学校が先にあるなら学区から住所を絞り、転入時期が迫っているなら先に教育委員会へ相談する、という順番で動くと手戻りが減ります。
入学前の年なら健診と通知を待つ
小学校へ入学する前の年には、就学時の健康診断が行われます。案内は前の年の8月初旬、健診は9月から11月にかけてが目安です。
入学通知書が届くのは入学する年の1月末ごろ。この段階で学区に疑問があれば、届いた時点で確かめます。
放課後の預け先が必要なら、学童クラブの申込も並行して進めます。4月入所の受付は前の年の12月で、学校の手続きとは窓口も締切も別です。
※出典 ◆ 北広島市「学童クラブ」
私立を検討するなら市内は1校
市内の私立高校は虹ヶ丘の札幌日本大学高等学校だけです。ほかに輪厚の星槎国際高等学校北広島学習センターがあります。
JR北広島駅から札幌駅まで約17分、新札幌駅まで約7分という位置なので、札幌市内の私立校も通学圏に入ります。
通学の交通費は毎月かかります。市の通学費助成の対象になるかどうかは、距離と交通手段の条件で確かめるとよいでしょう。
※出典 ◆ 北広島市教育委員会「小・中学校一覧(通学区域)」
住まいを決める前に確かめる3つ
①その住所がどの小学校の学区に入るか(番地まで確認) ②その小学校区がどの中学校につながるか ③輪厚地区なら義務教育学校の計画。この3つは教育委員会の公式ページで先に確かめられます。
よくある質問

最後に、残りやすい疑問を3つ取り上げます。学校選びの前後で問い合わせが多い部分です。
学校を見学することはできますか
見学の可否と方法は学校ごとに違います。市立の小中学校はそれぞれ公式ページを持っており、行事や学校の様子が掲載されています。移住や転入を検討している段階なら、まず教育委員会教育部学校教育課へ相談して、対応してもらえる学校を確かめる流れになります。
給食にアレルギーの対応はありますか
対応の範囲は調理場の体制によって変わるため、断定できません。北広島市の給食は3か所の共同調理場から配送する方式で、個別の対応がどこまで可能かは学校と教育委員会に確かめる形になります。食物アレルギーがある場合は、入学や転入の前の早い段階で相談しておくとよいでしょう。
北広島市から札幌市の中学校へ通えますか
他の市町村の学校へ通う場合は区域外就学という扱いになり、通常の手続きとは変わります。北広島市の教育委員会と相手の自治体の双方で手続きが必要です。窓口は教育委員会教育部学校教育課で、要件を満たす場合は後日、通知文書と入学通知書が郵送されます。
まとめ
北広島市の市立学校は小学校9校と中学校7校で、児童2,507人と生徒1,370人が通っています。学区は規則で決まるため、住所が決まれば9年間の通学先がおおむね定まります。
住まいを決める前にやっておく5つのこと
- 候補の住所がどの小学校の学区に入るかを番地まで確かめる
- その小学校区がどの中学校につながるかを一覧で照らし合わせる
- 学校の規模を見る(大曲小421人から西部小190人まで2倍以上の幅)
- 給食費を見込む(小学校は令和8年度0円・中学校は1食342円・令和9年度以降は要確認)
- 輪厚地区なら令和12年4月開校予定の義務教育学校の進み具合を確かめる
就学前の預け先は 北広島市の保育園と認定こども園の一覧 で、19施設の定員と保育料まで整理しています。入学前の年齢のお子様がいるなら、あわせてお読みください。

