北広島の産婦人科はどこにある?市内で分娩できるか近隣の出産先と小児科の選び方

北広島の産婦人科はどこにある?市内で分娩できるか近隣の出産先と小児科の選び方 子育て

北広島市内に産婦人科を標榜する医療機関は1つもありません。市内にあったみよしレディースクリニックは令和6年3月末で閉院しました。

そのため妊婦健診も分娩も市外へ通います。最も近い分娩の取扱い先は札幌市清田区で、市役所から約8キロメートル、車で約12分の位置です。

ところが、市外の産婦人科でも分娩を扱わない施設があります。妊婦健診だけを行う施設と分かれる形です。

どこで健診を受け、どこで産むのかを分けて見ていきます。

この記事でわかること
  • 北広島市内に産婦人科がない現状と市の対応
  • 恵庭・千歳・江別・札幌で分娩を扱う医療機関
  • 北広島市役所からの距離と車での所要時間の目安
  • NICUや周産期母子医療センターがある病院
  • 妊婦健診の受診票14回分と通院費の助成
  • 市内の小児科5か所と乳幼児健診の会場

分娩の受け入れ体制は変わることがあります。通院先を決める前に各医療機関の公式サイトか電話で確認してください。

この記事を書いた人
きたひろNavi編集部

こんにちは、きたひろNavi編集部です。編集部には北広島出身者、在住者、在住経験者など北広島と縁のあるメンバーが在籍。北広島市のおすすめ情報を発信していきます。情報提供いただける方は情報提供フォームよりご連絡をお願いします。

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  1. 北広島の産婦人科と小児科の現状
    1. 産婦人科は市内にゼロ
    2. 市は産科の誘致制度を設けている
    3. 小児科は市内5か所で受けられる
  2. 北広島市内で相談できる婦人科
    1. 子宮がん検診も市外で受けることになる
    2. 妊婦健診だけを扱う施設もある
    3. 婦人科の受診先を1か所決めておく
  3. 市内で分娩できるかどうかの現状
    1. 市内で産むという選択肢はない
    2. 市の支援は通院を前提に組まれている
    3. 緊急時の搬送先も市外になる
  4. 近隣で分娩を扱う医療機関
    1. 札幌市清田区と厚別区
    2. 札幌市豊平区
    3. 千歳市と江別市
    4. 恵庭市は分娩の取扱いがない
  5. 出産先を選ぶときの4つの観点
    1. 陣痛が始まってからの移動時間
    2. 健診と分娩を同じ施設で受けるか
    3. 公立か民間かという違い
    4. 鉄道で通えるかどうか
  6. 妊娠がわかってからの手続き
    1. まず妊娠の届け出を出す
    2. RSウイルスワクチンは妊娠中に受ける
    3. 出産後の給付と手続き
  7. 妊婦健診の費用を支える制度
    1. 通院費用の助成は1回1,000円
    2. 里帰り出産の扱いは市へ確かめる
    3. 1か月児健診の助成が2026年度に始まった
    4. 産後ケアは3つの形態がある
  8. 北広島市内の小児科
    1. 中央と大曲とFビレッジに分かれる
    2. 夜間急病センターも小児科を掲げる
    3. 診療科の表示が分かれる医療機関もある
  9. 乳幼児健診と予防接種
    1. 乳幼児健診は保健センターと夢プラザで受ける
    2. 子どもの定期接種は無料で受けられる
    3. 接種は市内の医療機関で受けられる
    4. 子ども医療費助成が0歳から使える
  10. 夜間と休日に具合が悪くなったとき
    1. まず電話で相談できる窓口がある
    2. 夜間急病センターと在宅当番医
    3. 産科の緊急は分娩先へ連絡する
  11. 目的とシーンで選ぶ
    1. 妊娠が分かったばかりの場合
    2. 2人目以降で上の子がいる場合
    3. 里帰り出産を考えている場合
    4. 車を使わない場合
  12. よくある質問
    1. 市外の医療機関でも北広島市の受診票は使えますか
    2. 分娩の予約はいつごろ取るものですか
    3. 出産費用は出産育児一時金でまかなえますか
  13. まとめ

北広島の産婦人科と小児科の現状

北広島市の産婦人科と小児科の現状を示す中扉画像

北広島市の医療は診療科によって充実度が大きく違います。産婦人科と小児科で状況が正反対になっているのが、この市の特徴です。

産婦人科は市内にゼロ

2026年8月時点で、北広島市内に産科と産婦人科を標榜する医療機関はありません。婦人科も同様です。

市内にあったみよしレディースクリニックは、令和6年3月末で閉院しました。市の個別がん検診のページに明記されています。

市内の医療機関は68施設。病院が5か所、一般診療所が34か所、歯科診療所が29か所です。この中に産婦人科がない状態になります。
※出典 ◆ 北広島市「個別がん検診」

市は産科の誘致制度を設けている

北広島市は産科と産婦人科の開設誘致制度を設けています。市内に開設する医療機関を募る仕組みです。

市の公表では、この制度に応募がなく、期間を定めずに募集を続けていると示されています。誘致の取り組みは今も進行中。

制度があるということは、市も課題として認識していることを意味します。ただし現時点で市内に開設された医療機関はありません。
※出典 ◆ 北広島市「産科・産婦人科開設誘致」

ここで気をつけたい点

市内に産婦人科がないという前提は、妊娠の計画段階から知っておきたい部分です。市も誘致制度を設けて課題と認識している状況のため、通院は市外を前提に組み立てます。

小児科は市内5か所で受けられる

産婦人科と対照的に、小児科は市内5か所で受診できます。中央6丁目の北広島小児科、Fビレッジのこどもクリニック、大曲緑ヶ丘の大曲ファミリークリニックが日中の受診先です。

栄町の北広島市夜間急病センターも内科と小児科を掲げています。里見町のさいとうクリニックは検索によって表示される科が異なるため、受診前に電話で確認。

生まれた後の受診先は市内で確保できる一方、生むまでは市外に通います。時期によって通う先が変わるところが北広島市の特徴です。
※出典 ◆ 北広島市「医療機関」

北広島市内で相談できる婦人科

北広島市内の婦人科を示す中扉画像

市内に婦人科がないため、女性の健康に関する相談先も市外になります。市が実施する検診の扱いもあわせて確認します。

子宮がん検診も市外で受けることになる

北広島市の個別がん検診では、子宮がん検診が20歳以上の女性を対象に2年に1回実施されています。乳がん検診は40歳以上の女性が対象で、こちらも2年に1回です。

市内に婦人科がないため、子宮がん検診も市外の医療機関で受けます。委託先の一覧が載っているのは市の公式ページ。

検診の受診と妊婦健診の通院先が同じ医療機関になる場合もあります。1か所に決めておくと、通う手間がまとまります。
※出典 ◆ 北広島市「個別がん検診」

妊婦健診だけを扱う施設もある

市外の産婦人科には、妊婦健診は行うものの分娩を扱わない施設があります。恵庭市住吉町の産婦人科・小児科クリニックLiVEがこれにあたります。

LiVEが健診を担うのは妊娠32週ごろまで。それ以降は分娩先の医療機関へ紹介されます。江別市元町のプリモウイメンズクリニックも、お産は適切な時期に施設や病院へ紹介すると明記しています。

健診だけならこうした施設も選べますが、分娩は別の医療機関に移ります。最初から分娩を扱う施設に通うか、分けるかで通院の形が変わります。
※出典 ◆ 産婦人科・小児科クリニックLiVE 公式
※出典 ◆ プリモウイメンズクリニック 公式

ここまでの要点

1
がん検診も市外受診が前提

子宮がん検診は2年に1回の対象でも受診先は市外になるため、対応医療機関を先に調べてから予約するとよいでしょう。

2
健診と分娩で施設が分かれる場合がある

妊婦健診だけを扱う施設もあるため、どこまで診てもらえるかを初診時に確認しておくと後の転院で慌てません。

婦人科の受診先を1か所決めておく

妊娠に限らず、女性の健康に関する受診も市外です。市内に選択肢がないため、あらかじめ通える範囲を把握しておきたいところです。

候補の範囲は札幌市厚別区、清田区、豊平区、そして恵庭市と江別市。北広島市役所から車で12分から35分ほどの距離です。

距離だけでなく、鉄道で通えるかどうかでも候補が変わります。JR北広島駅から新札幌駅までは快速で7分から8分という位置関係です。

市内で分娩できるかどうかの現状

北広島市内の分娩の可否を示す中扉画像

分娩の取扱いは市内にありません。ここでは現状を数字で確かめ、通院の前提を整理します。

市内で産むという選択肢はない

北広島市内には産科も産婦人科もないため、市内で分娩することはできません。人口55,882人の市で、分娩を扱う医療機関がゼロという状態です。

市内の病院5か所も、標榜する科に産婦人科は含まれていません。中心は内科、リハビリテーション科、整形外科。

そのため妊娠が分かった時点で、市外の医療機関を選ぶことが前提になります。ここを知らずに市内で探し続けると時間を使ってしまいます。
※出典 ◆ 北広島市「人口と世帯数」
※出典 ◆ 北広島市「産科・産婦人科開設誘致」

市の支援は通院を前提に組まれている

北広島市は妊婦健診の通院費用助成を設けました。市外の医療機関や助産所で市の受診票を使った場合、1回1,000円が助成されます。

最大14回まで、合わせて14,000円。妊婦一般健康診査の受診票の回数と同じ設定です。

この制度の存在自体が、市外への通院を前提としていることを表しています。市の側も現状を踏まえて支援を組んだ形です。
※出典 ◆ 北広島市「妊婦健診の通院費用助成」

POINT
市内で産めない代わりに、市は通院を前提とした費用助成を用意しています。分娩先の検討と助成の確認をセットで進めるとよいでしょう。

緊急時の搬送先も市外になる

北広島市の救急搬送は、令和5年で76.3パーセントが札幌市内の医療機関へ運ばれています。人数にすると1,761人。

産科の救急も同じく市外です。陣痛が始まってからの移動距離が、通院先を選ぶときの条件になります。

最も近い分娩の取扱い先は札幌市清田区で、市役所から約8キロメートル、車で約12分です。市内のどの地区に住むかによっても距離が変わります。
※出典 ◆ 北広島市「消防年報」

近隣で分娩を扱う医療機関

近隣で分娩を扱う医療機関を示す中扉画像

北広島市の周辺で分娩を扱う医療機関を、方面ごとに表にまとめました。距離は市役所を起点にした目安です。

札幌市清田区と厚別区

清田区平岡1条5丁目3番8号の札幌みらいクリニックは分娩を扱います。市役所から約8キロメートル、車で約12分と最も近い位置です。

厚別区大谷地東1丁目1番1号の札幌徳洲会病院も分娩に対応しています。約12キロメートル、車で約18分。ただしNICUは置いていません。

厚別区青葉町6丁目1番9号の青葉産婦人科クリニックも分娩を扱い、約13キロメートル、車で約20分です。同じ厚別区のはしもとクリニックは婦人科の外来で、分娩を扱っていません。
※出典 ◆ 札幌みらいクリニック 公式
※出典 ◆ 札幌徳洲会病院「産科」
※出典 ◆ 青葉産婦人科クリニック 公式

札幌市豊平区

豊平区福住3条1丁目2番24号の福住産科婦人科クリニックは分娩を扱います。約19キロメートル、車で約25分の位置です。

豊平区中の島1条8丁目3番18号のJCHO北海道病院も分娩に対応しています。約26キロメートル、車で約35分。地域周産期母子医療センターの指定を受けており、NICU9床とGCU8床を備えています。

同じ豊平区でも、美園産婦人科と神田産科婦人科クリニックは分娩を扱っていません。美園産婦人科は2024年に分娩を終了しました。区で選ぶのではなく、施設ごとに確かめます。
※出典 ◆ 福住産科婦人科クリニック 公式
※出典 ◆ JCHO北海道病院「周産期医療センター」

ここまでを整理

1
分娩先は札幌方面が中心

清田区・厚別区・豊平区に分娩を扱う施設があるため、自宅からの経路で比べて候補を絞れます。

2
住む地区で近い施設が変わる

大曲なら清田区、駅周辺なら厚別区方面というように、地区ごとに現実的な選択肢が変わります。

千歳市と江別市

千歳市北光2丁目1番1号の市立千歳市民病院は産婦人科を置き、分娩を扱います。市役所から約26キロメートル、車で約35分です。

千歳市信濃2丁目1番13号のマミーズクリニックちとせも妊婦健診と分娩を中心に診療しています。約24キロメートル、車で約32分。正常な経腟分娩の費用は初産婦が54万円、経産婦が53万円で、分娩予約金は3万円と公表されています。

江別市若草町6番地の江別市立病院も分娩に対応しており、約23キロメートル、車で約30分です。公立の病院という選択肢が千歳と江別にあります。
※出典 ◆ 市立千歳市民病院
※出典 ◆ マミーズクリニックちとせ「分娩費用」
※出典 ◆ 江別市立病院「産婦人科」

恵庭市は分娩の取扱いがない

恵庭市住吉町1丁目8番10号の産婦人科・小児科クリニックLiVEは、妊婦健診を行う一方で分娩を扱っていません。健診は妊娠32週ごろまでで、それ以降は分娩先へ紹介されます。

市役所からは約17キロメートル、車で約25分。健診だけならこの距離で通えます。

輪厚や大曲に住んでいる場合、恵庭方面は近い部類に入ります。ただし分娩は別の医療機関を選びます。
※出典 ◆ 産婦人科・小児科クリニックLiVE 公式

北広島市から通える産婦人科(2026年8月時点・距離は市役所起点の目安)

医療機関所在地分娩距離と車の目安
札幌みらいクリニック札幌市清田区あり約8km・約12分
札幌徳洲会病院札幌市厚別区あり約12km・約18分
青葉産婦人科クリニック札幌市厚別区あり約13km・約20分
クリニックLiVE恵庭市なし約17km・約25分
福住産科婦人科クリニック札幌市豊平区あり約19km・約25分
江別市立病院江別市あり約23km・約30分
マミーズクリニックちとせ千歳市あり約24km・約32分
JCHO北海道病院札幌市豊平区あり(NICUあり)約26km・約35分
市立千歳市民病院千歳市あり約26km・約35分

距離は道路の状況と時間帯で変わるため目安です。分娩の有無は各医療機関の公式サイトで確認しています。

出産先を選ぶときの4つの観点

出産先を選ぶ観点を示す中扉画像

市外から選ぶことになるため、距離だけでは決められません。判断の材料になる観点を4つ挙げます。

陣痛が始まってからの移動時間

最も近い札幌みらいクリニックでも車で約12分、最も遠い市立千歳市民病院とJCHO北海道病院は約35分。20分以上の差があります。

冬は積雪と路面の凍結で所要時間が伸びます。夏の12分が冬に20分になることもあり、この差を見込んでおきたいところです。

自宅が市内のどの地区にあるかでも距離が変わります。西の里なら札幌方面、輪厚や大曲なら恵庭や千歳方面が近くなります。

健診と分娩を同じ施設で受けるか

妊婦健診だけを扱う施設を選ぶと、分娩の時期に別の医療機関へ移ります。恵庭市のLiVEと江別市のプリモがこれにあたります。

健診から分娩まで同じ施設で受けるほうが、経過を引き継ぐ手間が減ります。初めての出産では、ここを重く見る人も。

一方、健診の通いやすさを優先して近い施設を選び、分娩は別にするという考え方もあります。どちらを取るかは通院の頻度と距離で決まります。
※出典 ◆ 産婦人科・小児科クリニックLiVE 公式
※出典 ◆ プリモウイメンズクリニック 公式

POINT
移動時間は約12分から約35分まで幅があります。陣痛時の移動を想定して、時間だけでなく冬の道路状況も含めて分娩先を選ぶとよいでしょう。

公立か民間かという違い

公立の病院では市立千歳市民病院と江別市立病院が分娩を扱います。JCHO北海道病院も公的な病院です。

民間ではクリニックが中心で、札幌みらいクリニック、青葉産婦人科クリニック、福住産科婦人科クリニック、マミーズクリニックちとせがあります。札幌徳洲会病院は民間の総合病院。

ハイリスクの妊娠では、総合病院のほうが対応の幅が広くなります。近隣でNICUを備えるのはJCHO北海道病院で、地域周産期母子医療センターの指定を受けてNICU9床とGCU8床を持ちます。健康状態によって選べる範囲が変わる部分です。
※出典 ◆ JCHO北海道病院「周産期医療センター」

鉄道で通えるかどうか

車を使わない場合、鉄道で通える位置かどうかが条件になります。JR北広島駅から新札幌駅までは快速で7分から8分。

厚別区の医療機関は新札幌からの範囲に入ります。豊平区は地下鉄への乗り換えが加わります。

千歳市の医療機関はJRで千歳駅まで行く形です。妊娠後期に電車で通うことを想定するなら、乗り換えの回数も見ておくとよいでしょう。

妊娠がわかってからの手続き

妊娠がわかってからの手続きを示す中扉画像

医療機関を決めるのと並行して、市の手続きも進めます。届け出をしないと受け取れない給付があります。

まず妊娠の届け出を出す

妊娠が分かったら、市へ妊娠の届け出を出します。ここから母子健康手帳と受診票が交付されます。

妊婦一般健康診査の受診票は14回分、妊婦超音波検査の受診票は6回分。市外の医療機関でも使えます。

届け出と面談を経て、妊婦支援給付金の1回目5万円が支給されます。届け出をしないとこの給付を受け取れません。北広島市に産婦人科がない以上、受診票は市外での使用が前提になっている制度です。
※出典 ◆ 北広島市「妊産婦健康診査」
※出典 ◆ 北広島市「妊婦支援給付金」

RSウイルスワクチンは妊娠中に受ける

母子免疫のRSウイルスワクチンが2026年4月から始まりました。妊婦が接種することで、生まれてくる赤ちゃんに免疫を渡す仕組みです。

対象は北広島市に住民登録があり、接種の時点で妊娠28週0日から36週6日の妊婦。委託医療機関では無料になります。

妊娠の週数で対象が決まるため、時期を外すと受けられません。通っている医療機関が委託先かどうかも確かめておきたい項目です。
※出典 ◆ 北広島市「RSウイルスワクチン(母子免疫)」

POINT
妊娠が分かったら最初の行動は市への届け出です。受診票の受け取りやワクチンの案内もここから始まるため、後回しにしないほうがよいでしょう。

出産後の給付と手続き

出産後は妊婦支援給付金の2回目が、妊娠している子ども1人につき5万円支給されます。双子なら10万円です。

出産育児一時金は子ども1人につき50万円。産科医療補償制度に加入していない医療機関などでの出産は48万8千円になります。

直接支払制度を使う場合、市への事前の手続きは要りません。差額がある場合に出産後に申請します。
※出典 ◆ 北広島市「出産育児一時金」

妊婦健診の費用を支える制度

妊婦健診の費用を支える制度を示す中扉画像

市外へ通うことが前提になるため、交通費の負担が積み上がります。北広島市が用意している助成を確認します。

通院費用の助成は1回1,000円

市外の医療機関や助産所で北広島市の妊婦健康診査受診票を使った場合、通院費用の一部が助成されます。1回あたり1,000円です。

最大14回まで、合わせて14,000円。受診票を使った回数分が対象です。

申請は出産後3か月以内に、原則として電子申請で行います。出生届を出した後に、地域子育て支援センターあいあいか健康推進課で案内を受けられます。
※出典 ◆ 北広島市「妊婦健診の通院費用助成」

里帰り出産の扱いは市へ確かめる

里帰り出産に特化した妊婦健診費用の助成は、北広島市にはありません。用意されているのは、市外通院の交通費助成のほう。

受診票は市外の医療機関でも使えるため、里帰り先が道内なら通院費の助成も同じ扱いになる可能性が残ります。ただし道外へ里帰りする場合の扱いは個別に変わります。

里帰りを予定しているなら、妊娠の届け出をするときに市の窓口へ聞いておくとよいでしょう。後から手続きができない場合もあります。
※出典 ◆ 北広島市「妊婦健診の通院費用助成」

POINT
市外通院には1回1,000円の助成があります。里帰り出産に特化した助成は市にありません。該当する人は、妊娠の届け出のときに窓口で確かめるとよいでしょう。

1か月児健診の助成が2026年度に始まった

1か月児健康診査の費用助成が令和8年度から始まりました。対象は令和8年4月1日以降に生まれた子どもです。

受診の時期は生後27日を超えてから6週未満まで。助成は1人1回で、上限は4,000円です。道外の医療機関で受けた場合は払い戻しの扱いになります。

令和8年度からは多胎妊婦の健康診査費用助成も実施されます。市外通院が前提の市で、健診にかかる負担を減らす方向の見直しが続いています。
※出典 ◆ 北広島市「1か月児健康診査費用助成」

産後ケアは3つの形態がある

産後ケア事業には宿泊型、日帰り型、訪問型があります。利用料は宿泊型が一般5,000円、日帰り型が1,500円、訪問型が800円です。

非課税世帯と生活保護世帯はそれぞれ1,000円、500円、300円。合わせて7回まで利用できます。

令和8年4月1日からは、訪問型が産後1年未満まで、宿泊型と日帰り型が産後6か月未満までが対象になりました。市外で出産した場合も、産後は市内で受けられる支援です。
※出典 ◆ 北広島市「産後ケア事業」

北広島市内の小児科

北広島市内の小児科を示す中扉画像

生まれた後の受診先は市内で確保できます。市内5か所の小児科の場所を確認します。

中央と大曲とFビレッジに分かれる

中央6丁目の北広島小児科、大曲緑ヶ丘の大曲ファミリークリニック、Fビレッジのこどもクリニックが日中の受診先になります。

大曲ファミリークリニックは内科と小児科と外科などを標榜しており、家族でかかれる構成です。Fビレッジのこどもクリニックはメディカルスクエアという区画にあります。

配置は市街地、大曲、Fビレッジの3方向。住む地区から通える1か所を決めておけば、体調を崩した日に受診先を探さずに済みます。
※出典 ◆ 北広島市「医療機関」

夜間急病センターも小児科を掲げる

栄町1丁目5番地2の北広島市夜間急病センターは、内科と小児科を標榜しています。電話は011-372-1101です。

診療は平日も土日祝日も19時から翌朝7時まで、受付は6時30分まで。在宅当番医を担当する日は、土曜が13時から17時、日曜と祝日が9時から17時にも診療します。

ここが担うのは、翌日以降に本来の診療を受けるまでの応急措置です。検査や入院を伴う治療は行っていません。
※出典 ◆ 北広島市「夜間急病センター」

POINT
出産は市外でも、産後の小児科は市内3か所と夜間急病センターでまかなえます。自宅から近い受診先を出産前に決めておくと産後があわてずに済みます。

診療科の表示が分かれる医療機関もある

里見町のさいとうクリニックは、検索するシステムによって表示される診療科が異なります。医療情報ネットの小児科検索では表示される一方、JMAPでは内科などとして掲載されています。

受診の前に電話で確かめておくと確実。子どもを診てもらえるかどうかは、実際の運用によります。

市内の小児科は5か所と限られるため、混み合う時期には選択肢が狭くなります。近隣の厚別区や清田区も候補に入れておく形です。

乳幼児健診と予防接種

乳幼児健診と予防接種を示す中扉画像

出産後は市が実施する健診と予防接種が続きます。健診は市の会場で、接種は市内の医療機関で受けられます。

乳幼児健診は保健センターと夢プラザで受ける

北広島市の乳幼児健診は、4か月児、7か月児、10か月児、1歳6か月児、3歳児の5つです。

会場は市役所1階の保健センターと、大曲の夢プラザ。時期が来ると市から案内が届きます。

産婦人科と違い、健診は市内で完結します。市外へ通うのは妊娠中だけです。会場は市役所と大曲の2か所で、住む地区によっては車で向かうほうが早く着きます。
※出典 ◆ 北広島市「乳幼児健康診査」

子どもの定期接種は無料で受けられる

北広島市では子どもの定期接種の料金が無料と明記されています。自己負担なしで受けられます。

対象はロタ、BCG、ポリオ、5種混合、2種混合、MR、ヒブ、小児用肺炎球菌、B型肝炎、水痘、HPV、日本脳炎です。

5種混合はジフテリア、破傷風、百日せき、ポリオ、ヒブを1つにしたもの。4種混合は2024年4月に5種混合へ移行したことを受けて、2025年7月を目途に販売が終了しました。
※出典 ◆ 北広島市「子どもの予防接種」

接種は市内の医療機関で受けられる

予防接種は市内の小児科などで受けられます。産婦人科と違い、この段階では市内で完結します。

接種の回数が多い時期は、通う医療機関を1か所に決めておくと記録がまとまります。管理に使うのは母子健康手帳。

接種の時期は種類によって決まっており、市から案内が届きます。1歳前後は接種の回数が集中する時期です。かかりつけを決めておけば、次の接種日をその場で決められます。
※出典 ◆ 北広島市「子どもの予防接種」

POINT
健診は保健センターと夢プラザ、接種は市内の小児科と、産後の医療はどちらも市内でまかなえます。かかりつけの小児科を早めに決めておくとよいでしょう。

子ども医療費助成が0歳から使える

北広島市の子ども医療費助成は0歳から対象です。2026年4月の診療分からは高校生世代まで広がり、所得制限も撤廃されました。

自己負担は初診時の一部負担金だけ。医科580円、歯科510円、柔道整復270円です。

未就学児が市内の医療機関を受診する場合は、この初診時の負担もありません。乳幼児の受診が多い時期の負担が小さく抑えられています。
※出典 ◆ 北広島市「子ども医療費助成」

夜間と休日に具合が悪くなったとき

夜間と休日の相談先を示す中扉画像

子どもの体調は夜間に変わることが多くあります。判断に迷ったときの窓口を整理します。

まず電話で相談できる窓口がある

子どもの症状で受診するか迷う場合は、小児救急電話相談の#8000が使えます。全国共通の短縮番号です。

救急車を呼ぶかどうか迷う場合は、救急安心センターさっぽろの#7119。電話は011-272-7119でもつながります。

どちらも看護師などが症状を聞いて助言する窓口です。夜間に1人で判断するのが難しい場面で使えます。
※出典 ◆ 北広島市「救急医療」

夜間急病センターと在宅当番医

北広島市夜間急病センターは内科と小児科で、電話は011-372-1101。応急措置を担う施設です。

診療時間外の急病には在宅当番医の仕組みもあり、テレホンサービスの011-372-5050で案内されます。当番は直前に変わる場合があるため、向かう前に電話で確かめます。

北海道救急医療情報案内センターのフリーダイヤル0120-20-8699でも、受診できる医療機関を案内しています。用途によって使い分けられます。
※出典 ◆ 北広島市「在宅当番医」

POINT
夜間の子どもの体調不良は、まず電話相談で受診の要否を確かめる方法があります。夜間急病センターの電話番号を冷蔵庫などに控えておくとよいでしょう。

産科の緊急は分娩先へ連絡する

妊娠中の急な症状は、通っている産婦人科へ連絡します。市内に産科がないため、窓口は市外の医療機関。

夜間の連絡先は医療機関ごとに決まっています。分娩先を決めた段階で、緊急時の連絡方法も確かめておくとよいでしょう。

陣痛が始まった場合の移動手段も、あらかじめ決めておきたいところです。冬季は所要時間が伸びるため、時間の見込みを大きめに取っておくとよいでしょう。

目的とシーンで選ぶ

目的とシーンから選ぶ中扉画像

状況によって選ぶ医療機関も手続きも変わります。よくある4つの場面で整理します。

妊娠が分かったばかりの場合

まず市へ妊娠の届け出を出し、受診票14回分と超音波6回分を受け取ります。妊婦支援給付金の1回目5万円もここから始まります。

通院先は市外になるため、自宅からの距離で候補を絞ります。最も近い分娩の取扱い先は清田区で車約12分、次いで厚別区が約18分から20分。

健診だけを扱う施設と分娩まで扱う施設があります。最初に決める段階で、どちらなのかを確かめておきたいところです。
※出典 ◆ 北広島市「妊産婦健康診査」

2人目以降で上の子がいる場合

健診のたびに上の子を連れて市外へ通います。通院の負担が1人目より大きくなる部分です。

ファミリーサポートセンターは市役所1階のあいあいにあり、30分300円で預かりを利用できます。土日と年末年始は30分350円です。

通院費の助成は1回1,000円で最大14回分。上の子の預け先と通院の日程を合わせて組みます。

POINT
初めての妊娠なら届け出から、2人目以降なら上の子の預け先も含めて、と準備の中身が変わります。自分の状況に合う段取りから着手するとよいでしょう。

里帰り出産を考えている場合

里帰り出産に特化した妊婦健診費用の助成は、北広島市にはありません。受診票と通院費助成の扱いは、窓口で確かめておきたいところです。

妊婦支援給付金と出産育児一時金は、出産する場所にかかわらず受け取れます。理由は、一時金が加入している健康保険から支給されるため。

産後ケアは北広島市の事業なので、戻ってきてから利用します。訪問型は産後1年未満まで対象です。
※出典 ◆ 北広島市「産後ケア事業」

車を使わない場合

JR北広島駅から新札幌駅までは快速で7分から8分。厚別区の医療機関はこの範囲に入ります。

豊平区へ向かうなら、新札幌から地下鉄への乗り換えが加わります。乗り換えの回数が増えます。

妊娠後期は移動そのものが負担になります。通院の回数が増える時期に、その経路で通い続けられるかを先に考えておきたいところです。

通院先を決める前に確かめる3つ

①その医療機関が分娩を扱っているか(健診のみの施設がある) ②自宅からの距離と、冬季に所要時間がどれだけ伸びるか ③里帰りを考えているなら受診票と助成の扱い。

分娩の有無と距離はこの記事の「北広島市から通える産婦人科」の表にまとめてあります。候補を絞る段階で見比べてみてください。

よくある質問

よくある質問の中扉画像

最後に、残りやすい疑問を3つ取り上げます。通院先を決める前後で迷いやすい部分です。

市外の医療機関でも北広島市の受診票は使えますか

はい、市外の医療機関や助産所でも受診票を使えます。北広島市には産婦人科がないため、市外での使用が前提になっている制度です。あわせて通院費用の助成が1回1,000円で最大14回分あり、申請は出産後3か月以内に原則として電子申請で行います。

分娩の予約はいつごろ取るものですか

医療機関によって受付の時期が違うため、一律には決まりません。目安として、札幌徳洲会病院は里帰り出産の場合できれば妊娠32週ごろまで、遅くとも34週ごろまでの受診を求めています。妊娠が分かった段階で候補を複数持ち、各医療機関の公式サイトか電話で確かめる流れです。

出産費用は出産育児一時金でまかなえますか

施設によって差が出ます。出産育児一時金は50万円ですが、たとえばマミーズクリニックちとせは正常な経腟分娩で初産婦54万円、経産婦53万円と公表しており、この場合は差額の自己負担が生じます。分娩予約金が別に必要な施設もあるため、候補の医療機関ごとに費用の公表を確かめておくとよいでしょう。

まとめ

北広島市内に産婦人科はなく、妊婦健診も分娩も市外へ通います。最も近い分娩の取扱い先は札幌市清田区で、市役所から車で約12分です。

通院先を決めるまでにやっておく5つのこと

  • 妊娠が分かったら市へ届け出(受診票14回分と給付金5万円の起点)
  • 候補の医療機関が分娩を扱うかを公式サイトで確かめる(健診のみの施設がある)
  • 冬の所要時間を見込んで距離を比べる(約12分から約35分の幅)
  • ハイリスクならNICUのある病院も候補に入れる(JCHO北海道病院)
  • 通院費助成1回1,000円の申請を出産後3か月以内に済ませる

生まれた後の医療機関は 北広島市の病院とクリニックまとめ で、病床数と診療科まで整理しています。小児科や夜間の受診先を含めて確かめたい場合は、あわせてお読みください。

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