北広島市とその周辺には、作った場所がそのまま売り場になっている店が数多くあります。輪厚の薪と炭火で仕上げたベーコン、大曲の道産大豆の豆乳ソフト、江別の出来たての豆腐。
そこで今回は、市内の直売所から車で30分ほどの工場直売まで、地区ごとにご紹介します。規格から外れたアウトレット品やその日に採れた分だけの野菜など、直売の売り場にしか並ばない品もお伝えします。
ただしビールと飲料の工場は予約制で、思い立った日には入れません。農園と市内の直売所は開く時期が決まっているため、出かける前に公式の案内を見ておくと確実です。
買って帰りたいものが見つかりますように。
- 北広島市内の直売所と工場直営店で買える具体的な商品名
- Fビレッジの4店と、試合の開催日しか開かない店の見分け
- 予約が必要な工場見学と、その受付の期限
- 恵庭・千歳・清田・厚別方面で車30分ほどの工場直売
- 江別・長沼・南幌方面で買えるハムと豆腐とアイス
- 季節で開く時期が変わる直売所と、収穫体験の時期
店舗の営業状況は変わります。出かける前に各店の公式サイトで最新の案内を確認してください。
北広島の産直施設はどこにあるか

市内の産直は、1日過ごせる大型施設と、農家が自分の作ったものを売る小さな売り場の2種類です。開く時期も冬を含めて通年のところと、春から秋だけのところに分かれます。行ける日が決まってから選ぶ形になります。
【新鮮野菜】ホクレンくるるの杜
大曲にあるホクレンの食と農のふれあいファームです。所在地は大曲377番地1で、駐車場は312台。並んで建つのは、農畜産物直売所と農村レストラン、杜カフェ、体験プログラムの4つです。
体験の中身は季節で入れ替わります。摘みたてのブルーベリーと北海道産の生クリームと牛乳でアイスを作る回や、とうきびとえだまめを畑で収穫してその場で食べる回が公式に案内されています。
公式サイトでは6月から10月まで休まず営業すると告知しています。買い物だけで帰るより、食事と体験を足して半日いる使い方が向いている施設です。
※出典 ◆ ホクレン 食と農のふれあいファーム くるるの杜 公式
【新鮮野菜】JA道央の北広島農産物直売所
中央にあるJA道央の直売所です。野菜、果実、米、肉、花、農産加工品、乳製品、酒類まで、1か所で食卓のものがそろいます。
ただし通年営業ではありません。北広島市の2026年農園マップによれば、営業は4月11日から11月下旬まで。雪が積もる時期は閉まっているため、冬に行っても買えません。
くるるの杜が体験型の複合施設なのに対して、こちらは買い物に絞った売り場です。市の中心部にあるので、用事の帰りに寄って野菜だけ買って帰る使い方ができます。
※出典 ◆ JA道央「北広島農産物直売所」
※出典 ◆ 北広島市「2026年 農園マップ」
市内の産直は、くるるの杜とJA道央の直売所が2本柱です。どちらも冬は動きが変わるため、行く月が決まったら、開いている時期かどうかを先に見ておきたいところです。
【お米農家】タカシマファームの直売所ふらり
共栄にある米農家の直営店で、看板はこだわり米の田園交響楽です。もみのまま貯蔵して注文のたびに精米する今摺り米を扱っており、一年中新米のような状態で買えると公式に案内されています。
米のほかに米粉、農薬を使わない野菜、米粉ロールケーキ、おこわ、家庭菜園の資材も並びます。駐車場は10台。
開いているのは6月頃から11月頃の土曜と日曜だけです。米の情勢によって常に店頭に米があるとは限らないと公式が断っているため、米が目当ての日は事前に問い合わせておくとよいでしょう。
※出典 ◆ タカシマファーム 公式
※出典 ◆ 北広島市「2026年 農園マップ」
【収穫体験】いちご狩りとアロニア狩りができる農園
北広島市は毎年、市内の農園をまとめた農園マップを公表しています。いちご狩りは輪厚のまきばの店とFarm 丸チャン、共栄の塚本農園の3か所です。
2026年度のいちご狩りは、3園とも受付を終えています。受付終了は市とFarm 丸チャンの公式サイトの両方に出ました。
料金はまきばの店が中学生以上1,500円、Farm 丸チャンが中学生以上2,000円。時期はまきばの店が6月中旬から7月中旬、他の2園は6月中旬から7月上旬です。
夏から秋にかけては別の実が続きます。北の里のファーム橋場がブルーベリーを8月上旬から下旬、アロニアを8月下旬から9月に収穫。南の里のきたひろベリーファームはアロニアを8月下旬から9月末です。
中の沢の三戸農園は米を通年で売っており、受付は電話とファクスのみ。
※出典 ◆ 北広島市「2026年 農園マップ」
※出典 ◆ 北広島市「いちご狩り情報」
※出典 ◆ きたひろベリーファーム 公式
市内で買えるメーカー直営の菓子と土産

手土産を探している日に向くのは、農産物ではなくメーカーの直営店です。北広島市内では菓子とハムと豆腐で、買える場所がきれいに分かれています。
イシヤカフェは北広島市役所の5階にある
石屋製菓のイシヤカフェが、北広島市役所の5階に入っています。所在地は中央4丁目2番地1。
白い恋人と美冬が並び、1枚から買えます。サク ラング・ド・シャやザクミルフィーユ、アイガトーといった菓子も扱い、ソフトクリームを食べていけるイートインの席もあります。
手土産の数が急に増えた日に、1枚単位で足せる売り方です。転入や住民票の手続きで市役所へ行くなら、同じ建物の中で用が済みます。
北広島駅からは歩ける距離です。工場見学はありません。
※出典 ◆ 石屋製菓「イシヤカフェ 北広島市役所店」
札幌農学校は三井アウトレットパークの中
大曲幸町の三井アウトレットパーク札幌北広島の1階、北海道四季彩館の中に札幌農学校の店舗があります。北広島市内では初の専門店。
看板は酪農ミルクソフトで、菓子は北海道ミルククッキー、開拓の詩、3種の焼きチーズクッキー、酪農ミルクバウムクーヘン、白揚餅 濃厚チーズおかき、酪農ミルクプリンが並びます。
アウトレットの約2,600台の駐車場を無料で使えます。買い物のついでではなく、土産だけを目当てに車で寄る人もいる立地です。
※出典 ◆ 札幌農学校「札幌北広島店」
※出典 ◆ 北海道キヨスク「北海道四季彩館 リニューアル」
ここまでの要点
白い恋人を1枚単位で足せるため、手土産の数が急に増えた日の調整に使えます。
駐車場が無料で台数も多いので、土産だけを買いに車で寄る使い方ができます。
お菓子の安寿真とエーデルワイスファーム
朝日町のお菓子の安寿真は、この店でしか買えない北広島銘菓を掲げています。エルフィン、北の広島、ぼーいずびー、あんびしゃすのうめとチーズ、とろ〜り メープルプリンが並びます。
市外の人への手土産で、北広島の名前が付いた菓子を探しているならここが候補になります。土地の名前が入った菓子は、渡す相手に説明しやすいという利点もあります。
輪厚のエーデルワイスファームは、薪と炭火で仕上げるベーコンを看板にしたハム工房の直売店です。国際味覚審査機構の優秀味覚賞で三つ星を受けたベーコンとハムを、工房のすぐ横で買えます。
敷地の名前はPiccola Foresta。中にベーカリーのSomeLとレストランのCielがあり、駐車場は12台で無料です。
※出典 ◆ お菓子の安寿真 公式
※出典 ◆ エーデルワイスファーム「ベーコン」
※出典 ◆ Piccola Foresta 公式
白川とうふ店はアウトレットの前にある
大曲幸町の三井アウトレットパークの向かいに、白川とうふ店の北広島アウトレット前店があります。三笠から出た豆腐店の店舗です。
看板は道産100%の豆乳を使った豆乳ソフトで、公式は濃厚さとコクがあると書いています。豆乳プリンにあたる豆花も扱い、豆腐、油揚げ、あげなっとう、シフォンケーキが並びます。
駐車場は2台のみ。アウトレットで買い物をする日なら、施設側に停めて歩いて渡るほうが落ち着きます。
※出典 ◆ 白川とうふ店 公式インスタグラム
Fビレッジで買えるメーカー直営の味

Fビレッジで気をつけたいのは、店によって開く日が違うことです。食べ物と土産のメーカー直営店は4つ入っていますが、球場の中とTHE LODGE側で条件が変わります。
町村農場はエスコンフィールドの中
江別市の町村農場が、エスコンフィールドHOKKAIDOの中に店を出しています。牧場ミルクのソフトクリームワッフル、牧場ミルクのいちごサンデー、農場じゃがバター、ワッフルパフェ ミルクモカが並びます。
この店は開催日のみの営業と公式に案内されています。試合やイベントのない日に球場だけ見に行っても、この店は開いていません。
牛乳やヨーグルトをまとめて買いたいなら、向かう先は江別市篠津にある本体のミルクガーデン。Fビレッジの店で主役になるのは、その場で食べるものです。
※出典 ◆ 町村農場「店舗案内」
※出典 ◆ 北海道ボールパークFビレッジ「町村農場」
ICHIBIKOはTHE LODGEの2階
いちごスイーツのICHIBIKOが、THE LODGEの2階に入っています。公式が持ち帰り専門と明記しており、店内の席はありません。
いちごを使った菓子と飲み物を買って、そのままFビレッジの敷地を歩きながら食べられます。THE LODGEがあるのは球場の外側。
宿泊機能を持つ建物の2階に飲食と物販が集まっているため、球場に入らない日でも立ち寄れます。
※出典 ◆ ICHIBIKO「北海道ボールパークFビレッジ店」
同じFビレッジでも、球場の中の店は開催日に合わせて開き、THE LODGE側は球場に入らない日でも寄れます。試合のない日に行くなら、THE LODGE側を目当てにするとよいでしょう。
ABCDEfGとHUB HOKKAIDO SELECT SHOP
ABCDEfGは、シェ・シバタと久遠チョコレートが組んだソフトクッキーの専門店です。入っているのはエスコンフィールドHOKKAIDOの中。北海道では初出店で、全国でも2店舗目にあたります。
クッキーとソフトクリームを合わせた塩キャラメルや、アールグレイのソフトクッキーが看板です。焼き菓子とソフトクリームを一度に食べられる作りになっています。
一方のHUB HOKKAIDO SELECT SHOPはTHE LODGEの2階にあり、北広島をはじめとする道内の特産品を集めた店です。JIMOTO ジモトート 北広島、キタヒロ まいピーマスコット、無添加の燻製たまごなど、球場の土産らしくないものも置いています。
※出典 ◆ 久遠チョコレート「ABCDEfG」
※出典 ◆ HUB HOKKAIDO SELECT SHOP 公式
【車で行ける】札幌清田厚別方面の工場直売

大曲地区から札幌市清田区までは車ですぐの距離です。厚別区まで足を伸ばすと工場直売が集まりますが、予約が要る施設と日にちさえ合えば入れる施設が混じります。
【乳製品】新札幌乳業の工場直売所
札幌市厚別区厚別東に、新札幌乳業の工場直売所が2026年7月18日に開きました。牛乳、チーズ、ヨーグルトといった自社の乳製品のアウトレット品を、抑えた価格で買えます。
公式インスタグラムでは7月から9月までの期間限定と案内されており、開くのは第2・第4・第5の土曜日だけです。駐車場は5台、支払いは現金のみ。
2026年8月14日より後に開くのは、8月22日と29日、9月12日と26日の見込み。10月以降に続けるかどうかは、まだ告知が出ていません。
並ぶ商品はその日の在庫によって変わると公式が断っています。告知が公式サイトではなくインスタグラム側に出る点も、この直売所の特徴です。北広島市の大曲地区からは車で20分ほどなので、土曜の予定が空いた日の行き先に入れておく手もあります。
※出典 ◆ 新札幌乳業 公式インスタグラム「工場直売所オープン」
※出典 ◆ 新札幌乳業 公式「会社案内」
【要予約】北海道コカ・コーラ 札幌工場
札幌市清田区清田に、北海道コカ・コーラボトリングの札幌工場があります。Aコースでは製造ラインと巨大自動倉庫を見て回り、見学のあとにコカ・コーラ製品が1本渡されます。
すべてのコースが事前予約制です。Aコースは予約希望日の3営業日前まで、Bコースは10日前までが申込の期限になっています。
見学の所要はAコースもBコースも約60分。駐車場は10台で無料です。
直売店はなく、グッズは自動販売機で買えます。買い物ではなく見て回ることが目的の施設なので、ファミリーで出かける日の行き先に向いています。
※出典 ◆ 北海道コカ・コーラボトリング「札幌工場 工場見学」
ここまでを整理
7月から9月の第2・第4・第5土曜という条件が重なるため、行ける日はかなり絞られます。
当日には入れないので、清田方面へ行く日が決まった時点で申込を済ませておくとよいでしょう。
【きのこ】清田しいたけファーム
札幌市清田区有明の清田しいたけファームは、清茸という自社ブランドのしいたけを育てて直売しています。採れたての生しいたけと生きくらげを年中無休で売っていると公式が案内しています。
清田産の清茸は道内の流通とネットにしか出ていないため、道外の人が手に取る機会は多くありません。生きくらげは水で戻す手間がなく、そのまま炒め物に使えます。
駐車場は10台。きのこは日持ちがしないので、買う量は使い切れる範囲に決めておきたいところです。オンラインショップもあり、行けない日はそちらから買えます。
※出典 ◆ 清田しいたけファーム 公式
恵庭と千歳方面の工場見学と直売

北広島市から南へ下ると、大手メーカーの工場が並びます。ビールの2社は見て回るところ、米菓とハムと豆腐は買って帰るところ、と役割がはっきり分かれます。
【要予約】サッポロビール 北海道工場
恵庭市戸磯にあるサッポロビールの北海道工場では、2026年1月からサッポロ クラシック☆ツアーが始まりました。道内限定のサッポロ クラシックを、造っている場所で味わう見学です。
敷地内にはヴァルハラというレストランがあり、工場できたての生ビールと、北海道の定番であるジンギスカンを合わせられます。ビールを目的にする日なら、ここが行き先の中心になります。
予約制で、受付はWebが希望日の4週間前から前日15時まで、電話も4週間前から。敷地にはゲストショップもありますが、利用できるのはツアーに参加した人だけです。
※出典 ◆ サッポロビール 北海道工場「工場見学」
※出典 ◆ サッポロビール 北海道工場「レストラン・その他施設紹介」
【要予約】キリンビール 北海道千歳工場
千歳市上長都にあるキリンビールの工場では、一番搾り おいしさ実感ツアーを実施しています。一番搾り麦汁と二番搾り麦汁を飲み比べる場面があり、味の違いをその場で確かめられます。
キリンファクトリーショップが併設されており、ラベルコースターセット、キリンマークTシャツ、一番搾り特製タンブラーといった工場見学限定のアイテムを買えます。土産が残る点はサッポロビール側との違いです。
ツアーの所要は約90分。2026年10月1日から参加費が変わります。
こちらも予約が要ります。ビールの工場は恵庭と千歳に1社ずつあるため、車で移動して1日に2社を回ることもできます。
※出典 ◆ キリンビール「北海道千歳工場 工場見学」
サッポロビールはレストランでジンギスカンと合わせられ、キリンは見学限定の品を持ち帰れます。飲むことが目的か、土産を残したいかで選び分けるという見方もできます。
【米菓】岩塚製菓 ウタリちとせ
千歳市大和にある岩塚製菓の北海道工場直営店です。公式は出来たての美味しさを工場直送で届けると書いており、北海道工場から直送された米菓が並びます。
並ぶのは北海道限定の商品と、工場直送の箱買い商品。おかきやせんべいを箱で買える場所はスーパーにはあまりないため、まとめ買いの日の行き先になります。
ワケありお買い得商品は日によって数量限定で出ます。割れや欠けで通常の流通に乗らない品なので、出会えたら買うくらいの心づもりで行くとよいでしょう。
※出典 ◆ 岩塚製菓「ウタリちとせ」
【ハム】北海道千歳ハム 工場売店
千歳市上長都に、北海道千歳ハムの工場売店があります。ハム、ソーセージ、ベーコンが直売の価格で並びます。
セールの回数が多い売店です。2026年の夏のバーゲンは8月8日から16日までの9日間で、お楽しみ袋やアウトレット商品の大放出がありました。
秋には創業感謝祭があり、これが1年で最も大きい機会になります。2024年の第15回は10月10日から15日までの6日間。前年は2週間で5,000人を超える来場があったと公式が書いています。
2026年の創業感謝祭の日程は、8月14日時点ではまだ出ていません。日程は公式の新着情報に出るので、セールの週に合わせると持ち帰る量が変わります。
近くの道の駅サーモンパーク千歳には旬菜の館という直売所があり、駐車場は計240台。何軒か回る日の拠点にできます。
※出典 ◆ 北海道千歳ハム「工場売店」
※出典 ◆ 北海道千歳ハム「新着情報全件一覧」
【豆腐】とうふ家 豆てっぽう 本店
恵庭市黄金南のとうふ家 豆てっぽう本店は、やまぐち食品が営む工場の直売所です。この場所へ移ったのは2026年6月5日。
並ぶのは北海道産大豆の豆腐と揚げ、納豆です。惣菜では豆乳ドーナツ、揚げ豆腐、おからコロッケ、道産子いなりが公式で紹介されています。
造っている工場に併設された売り場なので、その日に出来たものが時間帯によってそのまま並びます。豆乳ドーナツは公式インスタグラムでもよく登場する品です。
イートインの席は準備中で、まだ提供されていません。最新の入荷や新しい商品の案内はフェイスブックとインスタグラムのほうが早く出るため、出かける前にそちらを見ておくと空振りを避けられます。
※出典 ◆ とうふ家 豆てっぽう 公式インスタグラム
※出典 ◆ とうふ家 豆てっぽう 本店 公式フェイスブック
※出典 ◆ やまぐち食品 会社案内
【道の駅】恵庭農畜産物直売所 かのな
恵庭市南島松の道と川の駅 花ロードえにわの中にある直売所が、かのなです。公式によれば野菜は約300種類。採れたての野菜に加えて山菜と花も並びます。
店内で調理した出来立ての惣菜コーナーもあります。野菜を選んだついでに、その日の夕食の一品を足して帰る買い方ができます。
12月から3月の冬期間も営業する通年の直売所です。市内の直売所が冬に閉まるため、雪の時期に産直の野菜を買いたい日はここが選択肢に入ります。
※出典 ◆ 道と川の駅 花ロードえにわ「農畜産物直売所 かのな」
※出典 ◆ 恵庭市「恵庭農畜産物直売所 かのな」
【エゾシカ肉】あぷかの森 恵庭工場
恵庭市柏陽町のあぷかの森 恵庭工場では、エゾシカ肉を直売しています。HACCPの認証を受けた自社工場で処理から加工までを行っており、小分けにも応じると公式に案内されています。
エゾシカ肉は扱う店が限られ、スーパーの精肉売り場では見かけません。小分けにしてもらえるなら、まず一度試したいという人でも手が出せます。
同じ運営のシカ肉のレストランが、北広島市輪厚にあります。開くのは土日と第4火曜のシカの日が中心。市内の店で味を確かめてから恵庭の工場へ買いに行くという順番もあります。
※出典 ◆ あぷかの森「あぷかの森食肉加工場」
※出典 ◆ あぷかの森「シカ肉レストランあぷかの森」
江別と長沼と南幌方面の直売

北と東へ向かうと、恵庭や千歳の方面とは扱うものが重なりません。加工肉と豆腐とアイスとジンギスカンがそろうため、別の日の行き先として組めます。
【ハム】トンデンファーム 本社売店
江別市元野幌のトンデンファーム本社工場には、直売の売店が併設されています。並ぶのは元祖骨付ソーセージ、石狩川ベーコン、ピルカウインナー、ビーフハンバーグ。いずれも工場直売の価格です。
ジンギスカンや牛肉と豚肉の味付肉もあります。その場で食べられるのはソフトクリームとアイスクリームで、買い物のあとに一息つけます。
ガーデンセールは毎月の最終週末が基本で、和牛など目玉の商品が出ます。敷地では馬と山羊とうさぎに触れられるため、お子様と一緒でも買い物の間に待たせずに済みます。
※出典 ◆ トンデンファーム「施設・レストランのご案内」
【豆腐】とうふ工房 菊の家 本店
江別市若草町にある、菊田食品の直営店です。看板は北海道産のユキホマレを使った、きわみわざ極技もめんという木綿豆腐です。
売り場から、職人が豆腐を造っている様子をそのまま見られます。時間帯が合えば出来たての豆腐を買えるため、豆腐だけを目当てに行く価値があります。
甘いものは江別豆乳ソフトクリーム、江別豆乳シュークリーム、江別おからドーナツの3つ。豆腐を買いに来た人が、その場で甘いものを1つ食べて帰る流れができています。
※出典 ◆ 菊田食品「とうふ工房 菊の家」
【アイス】あいすの家とエトセトラ 長沼本店
長沼町のあいすの家とエトセトラは、生乳を使ったアイスクリームの店です。こいミルクや、エトセトラのソフトクリームパイが公式で紹介されています。
アイスだけの店ではありません。チーズ、ハム、ソーセージも自社で製造しており、菓子とパンも並びます。1か所で乳製品と加工肉をまとめられる作りです。
冬には夢のあいす食べ放題という催しがあり、受付はLINE公式アカウントのみ。電話や店頭では受け付けていません。夏に混む店なので、冬に別の目当てで行く方法もあります。
※出典 ◆ あいすの家とエトセトラ 公式
※出典 ◆ あいすの家とエトセトラ「夢のあいす食べ放題」
【ジンギスカン】なんぽろジンギスカン 本店
南幌町緑町にある、なんぽろジンギスカンの直営店です。公式が人気ナンバー1と書く極上のマトンロースをはじめ、ラム、ラム肩ロース、ホルモンを部位ごとに選べます。
味の中心は、創業当時から研究を重ねたという秘伝のタレです。醤油をベースに果物と十数種類の香辛料を合わせ、加熱をしない生のタレで甘めに仕上げています。
防腐剤と保存料は一切使っていないと公式に記載があります。商品はスーパーや新千歳空港にも出ていますが、部位をそろえて選べるのは直営店だけ。昭和39年から続くタレの味を家の食卓で試すなら、ここまで来る値打ちがあります。
※出典 ◆ なんぽろジンギスカン 公式
工場直売に出かける前に知っておきたいこと

工場見学と直売では、必要な準備がまるで違います。片方は日程を先に押さえる行事で、もう片方は当日の在庫しだいです。予約と持ち帰りの2点は先に押さえておきたいところです。
工場見学は予約の期限が決まっている
北海道コカ・コーラの札幌工場は、Aコースが3営業日前、Bコースが10日前という期限を設けています。サッポロビールの北海道工場はWebが前日15時まで、電話が4週間前から。
思い立った日に行っても入れないため、日程が決まった時点で申し込みます。連休や夏休みの時期は早く埋まります。
直売所の多くは予約なしで入れます。見学が目的か買い物が目的かで、事前の手間がかなり変わります。
※出典 ◆ 北海道コカ・コーラボトリング「札幌工場 工場見学」
※出典 ◆ サッポロビール 北海道工場「工場見学」
直売でしか買えない商品がある
岩塚製菓のウタリちとせでは、ワケありお買い得商品が日によって数量限定で出ます。割れや欠けで通常の流通に乗らない品で、店に行った人だけが買えます。
新札幌乳業の工場直売所も、乳製品のアウトレット品を扱う場所。千歳ハムの夏のバーゲンではお楽しみ袋とアウトレット商品の大放出が告知されます。
こうした品は入荷の日が決まっていません。目当てがある場合は、扱いのある日を電話で確かめてから向かう方法もあります。
※出典 ◆ 岩塚製菓「ウタリちとせ」
※出典 ◆ 北海道千歳ハム「新着情報全件一覧」
見学は日程を先に押さえる行事で、直売の限定品は運の要素が残ります。予約が要るものだけ先に決めて、直売はその前後に差し込むと無理がありません。
冷蔵品は保冷の準備が要る
ハム、豆腐、乳製品、生しいたけ、エゾシカ肉は、いずれも冷蔵か冷凍が要ります。エーデルワイスファーム、白川とうふ店、新札幌乳業、清田しいたけファーム、豆てっぽう、あぷかの森、トンデンファーム、菊の家で買うものが該当します。
夏場は車内の温度が上がります。クーラーボックスと保冷剤を積んでおけば、買ったものを傷ませません。何軒か回る日ほど、最初に買ったものが車内にある時間が長くなります。
回る順番を決めるときは、冷蔵品を最後にする組み立て方もあります。工場見学は午前、直売は午後。この並びなら無理がありません。
冬は道路の状況で所要時間が変わる
恵庭と千歳の工場へ向かう道は、国道36号か道央自動車道の2つ。冬は積雪と路面の凍結で所要時間が伸びます。
大雪の日は高速道路が通行止めになることもあります。工場見学を予約している日に道路の状況が悪ければ、早めに変更の連絡を入れます。
農園の直売と市内の直売所は季節がはっきり分かれ、いちご狩りやアロニア狩りは冬には行えません。JA道央の直売所も11月下旬までなので、市の農園マップで期間を確かめてから計画を立てる順番になります。
※出典 ◆ 北広島市「2026年 農園マップ」
目的やシーンで選ぶ工場直売の回り方

施設の性格が分かれているぶん、目的を先に決めると回る順番はひとりでに決まります。1日過ごしたいのか、土産だけ買いたいのかで行き先が変わります。よくある4つの場面に分けました。
家族で1日過ごすならくるるの杜を軸にする
ホクレンくるるの杜は、直売所と農村レストランと体験プログラムが1か所にそろっています。ブルーベリーからアイスを作る回や、とうきびを畑で収穫して食べる回があり、お子様が手を動かせます。
同じ大曲地区に三井アウトレットパークと白川とうふ店があります。くるるの杜で午前を過ごし、午後にアウトレットへ移って豆乳ソフトで一息つく回り方ができます。
夏休みの時期なら、北の里のファーム橋場でブルーベリー狩りを足す方法もあります。8月下旬からはアロニア狩り。
※出典 ◆ ホクレン 食と農のふれあいファーム くるるの杜 公式
土産をまとめて買うならFビレッジかアウトレット
Fビレッジには町村農場、ICHIBIKO、ABCDEfG、HUB HOKKAIDO SELECT SHOPの4店があります。菓子と道内の特産品が1か所でそろいます。
食べ物以外では、THE LODGE1階のTHE NORTH FACEとSpecialized、敷地内のKUBOTA AGRI FRONTが直営です。
ただし球場の中にある町村農場は開催日に合わせて開くため、試合のない日はTHE LODGE側のICHIBIKOとHUB HOKKAIDO SELECT SHOPが中心になります。予定の日に何が開くかは、公式で確かめてから向かいます。
三井アウトレットパークで寄るなら、北海道四季彩館の中の札幌農学校。酪農ミルクソフトと菓子がそろいます。北広島の名前が入った菓子を渡したいなら、朝日町のお菓子の安寿真が候補です。
※出典 ◆ 札幌農学校「札幌北広島店」
※出典 ◆ お菓子の安寿真 公式
1日過ごすならくるるの杜、土産の買いまとめならアウトレットかFビレッジと、目的を先に決めると行き先が絞れます。Fビレッジを選ぶ日だけは、開催日かどうかの確認が1つ増えます。
工場見学を目的にするなら日程を先に押さえる
見学ができるのは北海道コカ・コーラの札幌工場、サッポロビールの北海道工場、キリンビールの北海道千歳工場の3か所。いずれも予約が要ります。
ビールの2社は恵庭市と千歳市にあり、車なら1日で両方を回れる距離です。ただし試飲があるため、運転する人を先に決めておく必要があります。
北海道コカ・コーラは清田区で、大曲地区から近い位置です。飲み物の工場はお子様にも分かりやすく、見学のあとに製品が1本渡されます。
※出典 ◆ 北海道コカ・コーラボトリング「札幌工場 工場見学」
※出典 ◆ キリンビール「北海道千歳工場 工場見学」
買い物だけを短時間で済ませたい場合
市内で済ませるなら、中央のJA道央北広島農産物直売所と、共栄のタカシマファームふらりが候補です。どちらも買い物に絞った売り場。
加工肉が目当てなら輪厚のエーデルワイスファーム、豆腐なら大曲の白川とうふ店。各地区に点在しているので、家からの方角で選べます。
冬はJA道央の直売所もふらりも閉まっています。雪の時期に産直の野菜が欲しい日は、通年で開く恵庭のかのなまで足を伸ばすとよいでしょう。
※出典 ◆ JA道央「北広島農産物直売所」
※出典 ◆ 花ロードえにわ「かのな」
出かける前に確かめる3つ
①工場見学なら予約の期限(3営業日前から4週間前まで施設ごとに違う) ②季節と曜日の条件(JA道央は11月下旬まで、ふらりは土日、新札幌乳業は7月から9月の第2・第4・第5土曜) ③冷蔵品を買うならクーラーボックスの準備。この3つを押さえておくと、着いてから閉まっていたという事態を避けられます。
よくある質問

最後に、工場直売を探すときに残りやすい疑問を3つ取り上げます。
北のシェフの工場直売店はまだありますか
ありません。北のシェフの工場直売店は2025年1月31日に閉店し、今はオンラインでの販売だけが続いています。市内で加工品の直売を探すなら、輪厚のエーデルワイスファームか大曲の白川とうふ店が代わりの行き先になります。
工場見学にお子様と一緒に行けますか
施設によって条件が変わります。北海道コカ・コーラの札幌工場は飲料の工場で、見学のあとに製品が1本渡されるためお子様向けの内容です。ビールの2社は試飲が含まれるので、予約の段階で人数と年齢を伝えます。
直売所は現金以外で払えますか
店によって分かれます。新札幌乳業の工場直売所は公式が現金のみと案内しており、農家が運営する小さな直売所でも現金だけという場合があります。大手メーカーの直営店やアウトレット内の店舗はキャッシュレスに対応していることが多いため、農園へ行く日だけ現金も持っておくとよいでしょう。
まとめ
北広島市とその周辺の直売は、買えるものが地区ごとに分かれています。市内は野菜と菓子とハム、清田と厚別は乳製品ときのこ、恵庭と千歳はビールと米菓とハム、江別と長沼と南幌は加工肉と豆腐とアイスです。
北広島の工場直売と産直の要点
- 市内の中心はくるるの杜(大曲)とJA道央の直売所(中央)。JA道央は11月下旬まで
- 加工肉は輪厚のエーデルワイスファームの薪・炭火仕上げベーコン・豆腐は大曲の白川とうふ店の豆乳ソフト
- Fビレッジは4店。球場内の町村農場は開催日のみ営業
- 工場見学はコカ・コーラ札幌/サッポロビール恵庭/キリン千歳で予約制
- 厚別の新札幌乳業は7月から9月の第2・第4・第5土曜のみ・現金払い
- 江別と長沼と南幌にはトンデンファーム・菊の家・あいすの家・なんぽろジンギスカン
- 2026年度のいちご狩りは3園とも終了。夏から秋はブルーベリーとアロニア
市内で食材を買う場所全般は 北広島市のスーパーまとめ で、店ごとの品ぞろえと駐車場まで整理しています。日常の買い物先を決める段階なら、あわせてお読みください。


